ナイジェリアに現地法人設立！アイスリーデザインのDX支援戦略

株式会社アイスリーデザインが、新たに現地法人「i3DESIGN Nigeria」をナイジェリアに設立しました。この法人設立は、同社が2019年から提供している美容師と消費者をつなぐモバイルアプリ「mirron」を基にしたものです。「mirron」はナイジェリア、ガーナ、ケニアで展開され、これまでに12万人以上の美容師と消費者を結びつけるデータベースを構築しました。

なぜナイジェリアか

ナイジェリアはアフリカ最大の人口を誇り、中間層の拡大によって消費市場の成長が見込まれています。このようなダイナミックな環境でデジタル事業を展開することは、アイスリーデザインにとって非常に戦略的なステップです。

i3DESIGN Nigeriaの目指すこと

新たな法人は、アプリ開発の運営に加え、ソーシャルコマースや商品の流通を一体的に推進する役割を担います。具体的には、美容領域を中心とした商品流通や、パートナー企業との連携を強化し、現地の美容市場を活性化させていきます。

ソーシャルメディアの活用

i3DESIGNではInstagram、Facebook、TikTok、YouTubeなどのソーシャルアカウントを利用し、コンテンツ制作と運用を行っています。これにより、毎月約300万の視聴を獲得し、現地消費者との接点を増やしています。

商品流通機能の強化

法人設立にあたり、商品の流通機能を内製化し、ヘアプロダクトだけでなく化粧品など他の美容用品にも対応する予定です。これには現地の規制や決済システム、配送体制を考慮したオペレーション基盤の強化が含まれます。

フィンテック企業との提携

今後はフィンテック企業との提携を検討し、決済や物流におけるよりスマートなアプローチを実現します。顧客体験を向上させるために、さらなるイノベーションを追求していきます。

代表者のビジョン

株式会社アイスリーデザインの代表取締役、芝陽一郎氏は、「生活者に寄り添った現地でのデジタルトランスフォーメーションを実現するために、デジタルや物流、金融の統合的な進化に挑戦していきたい」と語っています。

このように、アイスリーデザインのナイジェリア法人設立は、同社がアフリカ市場での突破口を開こうとする意志の表れです。日本企業としての革新と現地のニーズに応え、全ての人々の日常をより良いものにするための挑戦が始まります。