株式会社エスクリが新たな接客モデルを構築
株式会社エスクリ(東京都中央区、証券コード2196)は、最新のAI技術を用いた「Front AgentⓇ(フロント エージェント)」を導入し、業界内で新たな接客モデルを推進しています。このプラットフォームは、営業プロセス全体でのデータの円滑な活用を目的としたコネクテッドセールス・プラットフォームであり、さまざまなビジネス領域での成長が期待されています。
導入の背景
近年、SNSやオンラインメディアの普及に伴い、お客様が得られる情報は飛躍的に増加しています。そのため、プランナーにはより多くの知識と深い理解が求められています。このような状況では、一人ひとりのお客様に対して寄り添った提案が不可欠となり、特にベテランのプランナーが持つ経験やノウハウを効果的に活用することが重要です。しかし、このプロセスにはコストや労力がかかり、短期間で効果的な育成環境の整備が求められています。そこで、エスクリは「Front AgentⓇ」を導入しました。
「Front AgentⓇ」は、AIによる商談データの分析を活用し、プランナーが質の高い接客を提供できるようサポートします。これにより、お客様との商談内容をより深め、ニーズに応じた提案を迅速に行うことが可能になりました。この取り組みはエスクリの接客品質の向上に貢献し、更なる顧客満足度の向上を目指しています。
「Front AgentⓇ」の機能
このプラットフォームは、新人からトップセールスを生み出すために設計されています。Web会議や対面での会話からAIが自動的に議事録を作成し、kintoneやSalesforceなどのCRMへの報告を省略できます。さらに、リアルタイムでの会話内容のレコメンドや、話者の心理分析、会話文脈の可視化を行う「ディープインサイトエンジン」を駆使しています。
このAIによる商談アシスト機能は、商談の流れを分析し、営業チームに新たな行動変容をもたらすことが期待されています。また、サービスリリースからわずか6ヶ月で、サイボウズパートナー評価制度において2つ星の評価を獲得しています。
接客の質の向上と提案精度の向上
「Front AgentⓇ」は、トップパフォーマーの接客トークを可視化し、型にしていくことができます。これにより、接客スキルの向上や人材育成への貢献が見込まれます。また、商談内容を分析することで最適な提案やマーケティングアプローチが行えるため、接客担当者は限られた時間内で効果的な提案ができるようになります。
さらに、AIツールを用いることで、商談準備にかかる時間が大幅に短縮されると同時に、提案の精度も向上します。この仕組みによって、顧客満足度の向上につながることが期待されています。
未来への展望
エスクリはこの結果を受けて、ブライダル業界におけるAI活用をさらに進め、プランナーの育成や接客力の向上を実現していく方針です。これからも、エスクリは良い文化を継承しつつ、新しい技術や文化を取り入れることで、結婚式があふれる世の中の実現を目指してまいります。
Umee Technologies株式会社について
Umee Technologies(東京都調布市)は、会話から人の心理を解析するDeep Insight Engine™の開発を行い、「話術の視覚インストール時代」の実現に向けて活動しています。
会社情報
株式会社エスクリの基本情報
- - 設立: 2003年6月
- - 資本金: 5,000万円
- - 所在地: 東京都中央区日本橋小網町6-1
- - 上場市場: 東証スタンダード(証券コード2196)
- - 従業員数: 794名
- - 年商: 266億円(2024年見込み)
- - URL: エスクリ公式