島根での通信実測結果
第3回「WiFi片手に、日本をめぐる。〜令和の伊能忠敬プロジェクト〜」の島根編が実施され、通信環境が評価されました。今回の調査は、通信インフラ事業を手掛ける株式会社ALL CONNECTが運営する「オールコネクトマガジン」の監修のもと、荒木孝博氏が行いました。調査では、出雲大社や松江城を含む4つのスポットで通信速度が実測されました。
調査の舞台は、荒木氏の故郷である島根県の出雲・石見エリアです。ここでは、秘境駅から松江城にかけて4回線を同時に測定した結果、楽天モバイルが終日LTE接続でも驚くべき105.14Mbpsを記録するなど、高速通信を維持しました。これは、出雲大社での計測値であり、他のスポットでも十分な速度を示しています。
調査の背景と目的
荒木氏は、前回の都市部での調査で得られた「5Gが掴めるかどうかが全て」という結論を踏まえ、地方でも同様の結果が得られるのかを確認するため、島根において通信実測を行ったのです。それにより、5Gエリア外においても安定した通信が可能であることが分かりました。
実測の結果
調査の結果、楽天モバイルは以下のように評価されました。
- - 出雲大社(LTE接続): 105.14Mbps
- - 宍道湖湖畔(LTE接続): 89.31Mbps
- - 松江城(LTE接続): 78.75Mbps
- - 宇都井駅(LTE接続): 63.89Mbps
出雲大社での結果は特に注目され、楽天モバイルが同一地点で計測されたSpaceXのStarlinkを上回る記録を達成しました。大阪のUSJでの計測値423.69Mbpsには及びませんでしたが、出雲の地でこれほどの速度が出たことは非常に意義深い結果です。
WiMAX接続の端末も測定されましたが、宍道湖では3.87Mbps、松江城では126.87Mbpsと場所によって大きな差が出た結果となりました。このことから、場所や環境が通信速度に与える影響が大きいことが再確認されました。
Starlinkの性能
一方で、Starlinkも山間部での安定した性能を示し、松江城では309.46Mbpsを記録しました。この結果は、場所を選ばずにインターネット接続が可能であることを証明していますが、やはり衛星を見通す必要があるため、条件は選ばれます。
今後の展望
調査から得られた結果は、今後のエリア整備や通信サービスの選定に非常に重要なデータとなります。次回は「富士山編」として、更なる高地での通信環境について調査し、その結果も発表される予定です。実測を通して、その場でどれだけ通信が可能かを見届ける重要性が強調されました。
おわりに
荒木氏は、通信速度の実測がスペック表やサービスエリアマップだけでは理解できない「リアルな通信の世界」を教えてくれると述べています。これからも、地域に密着した実証が求められる中で、さらなる成果が期待されます。