TICAD9でのアフリカ出身人材の役割と価値
2025年8月20日から22日にかけて行われる「第9回アフリカ開発会議(TICAD9)」において、立命館アジア太平洋大学(APU)が主催する公式セミナーがあります。セミナーのテーマは「多文化共生と日本社会の変革 — アフリカ出身人材がもたらす新たな価値とは」であり、アフリカ諸国の若い人材の存在が日本にどのような価値をもたらすのかに注目が集まっています。
アフリカ諸国は急速な経済成長を遂げ、若年人口の豊富さや再生可能エネルギー分野の発展が進んでいます。これにより、アフリカは国際的な社会課題解決のパートナーとしてますます重要視されています。日本においても少子化や産業の競争力維持が課題となる中、アフリカとの連携を深めることが急務です。
セミナーの概要
セミナーは、パシフィコ横浜の展示ホールDで行われ、最大150名の参加が可能です。言語は英語ですが、日本語の同時通訳も提供されます。参加者がアフリカ出身の学生や卒業生から直接経験や知識を学べる機会を提供します。
このセミナーでは、APUがどのようにアフリカ出身の学生を受け入れ、彼らの成長を支えているのかを紹介します。現在、APUには110名以上のアフリカ出身学生が在籍しており、彼らは多文化共生社会の中で重要な役割を果たしています。
プログラム内容
- - 開会挨拶
- - 講演①: 「日本留学を選択した理由」 — 在学生のTanatsiwa Christabel Dubeさん
- - 講演②: 「日本で働く・起業する際の課題」 — APU卒業生Zablon Kamauさん
- - パネルディスカッション
- - ネットワーキングイベント
特に注目すべきは、日本語を習得し、日本企業や自身の起業に挑戦するアフリカ出身人材の働きかけです。セミナーでは彼らの成功事例を通じて、男女や国籍を超えたロールモデルを示し、さらなる教育や社会貢献の取り組みも取り上げます。
ブース展示
セミナーの期間中は、APUのブースも設置され、参加者にさまざまなプロジェクトや研究結果が紹介されます。その中には、アフリカ出身の在学生による活動や、卒業生の就職・起業の実績が含まれています。
また、APUの教育や国際連携プログラムについても情報提供が行われ、グローバルリーダーを育成するための取り組みが紹介されます。
お問い合わせ先
TICAD9に関する詳細情報や参加申し込みは、APU東京オフィスの担当者までお問い合わせください。電話番号は03-5962-9799、メールは
[email protected]です。
このセミナーを通じて、アフリカ人材が日本社会の多文化共生にどのように貢献できるのか、一緒に考えていきましょう。