いのち会議の挑戦
2026-01-20 17:27:16

共感資本社会への道を切り開く「いのち会議」とは

共感資本社会への道を切り開く「いのち会議」とは



2025年10月11日、大阪の関西万博会場で「いのち会議」が発表した「いのち宣言」と「アクションプラン集」は、新たな社会の在り方を提案しています。この取り組みは、持続可能な社会を志向する市民の選択が、より良い未来を作るという理念に根ざしています。特に注目されているのが、「コミュニティ通貨」を活用し、資本主義に代わる共助型の「共感資本社会」を実現しようとする試みです。

コミュニティ通貨の意義とは



非営利株式会社eumoが提唱する「共感資本社会」は、共感という無形の価値を基にした社会を構築することを目指しています。行き過ぎた資本主義が引き起こす問題点を認識し、これを改めるため2018年から活動を開始しました。この新しい社会のビジョンでは、企業は社会課題の解決に向けた協働を行い、株主も利益の追求だけでなく共感に基づいて支援する存在へと変わります。

共感資本社会では、従来の経済モデルからの脱却を図り、より多様な働き方やライフスタイルが可能になります。企業で働く人々は、自らの価値を「ワクワク感」で測り、自己の才能を高めていくことで、所得の安定を求めるのではなく、自分がやりたいことを追求できる環境が整います。

消費者意識の変化



この社会では、消費者のあり方も大きく変化します。「安かろう、悪かろう」という考え方が減少し、消費者は共感できる生産者から商品を選ぶようになります。価格が固定されず、互いの関係性に基づいて決まるため、より人間関係を重視した消費が促進されます。

現在の取り組み



現在、全国で約30のコミュニティで使用されている「共感コミュニティ通貨 eumo」では、参加者同士が互いの活動を支援し合う文化が育まれています。さらに、eumo Academyでは300名以上の学生や社会人が、共感資本社会の実現に向けて学び合い、協力しながら地域の活性化を目指す活動に参加しています。参加者は、卒業後千差万別の活動に関わり、地域をより豊かにするための新しいアプローチを探求しています。

また、大阪の谷町地区では「たにまちソーシャルの会」が設立され、様々な人々が集まって共助のネットワークづくりを進めています。ユニバーサルレストランやカフェを拠点に、学生や一般市民が共に学びあう機会が提供され、楽しい出会いの場となっています。

言葉と社会の変革



重要なのは、共感資本社会を実現するために、ビジネス用語から「競争」や「戦略」といった対立を生む言葉を排除することです。言葉には力があり、発せられた言葉が現実を作り出します。競争を当たり前とする社会では共創の可能性が損なわれてしまうため、自己内面を深める言葉に変換していく必要があります。

未来の展望



「いのち会議」は、共感資本社会を実現するための幅広い連携を進めながら、人々がより豊かに生きる選択肢を広げる活動を続けていきます。今後、2024年には共感資本社会に向けた人たちが集う「eumo な日」が開催される予定で、さらなる展開が期待されています。

このような取り組みは、私たちの日常生活にも影響を与え、経済を見直す新たな視点を提供するものです。共感を基盤とする経済がどのように発展していくのか、今後の動向に注目です。


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会社情報

会社名
いのち会議 事務局
住所
大阪府吹田市山田丘2-8
電話番号
06-6105-6183

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