NECが展開する新しいクラウドストレージサービス
NECが企業や自治体向けに展開している「iStorage Vシリーズ」は、今後さらに進化します。2026年3月31日から、Amazon Web Services(AWS)とのデータ連携を可能にする「iStorage Vシリーズ SDSクラウドボリュームサービス」が販売開始されることが発表されました。本サービスは、オンプレミスのストレージとクラウドの利活用を組み合わせたハイブリッドクラウド環境を柔軟に構築できるよう支援します。
クラウドの進化と利用のニーズ
近年、クラウドの活用が進む中で、企業や自治体はオンプレミス環境を維持しながらも、段階的にデータをクラウドへ移行することが求められています。また、開発や検証作業をより柔軟に行うために、クラウド環境の構築を希望する声も増えています。しかし、クラウドに移行することで予想以上にコストが膨らむこともあり、効率的な運用が求められています。
iStorage Vシリーズ SDSクラウドボリュームサービスの特長
1. 実績に裏打ちされたストレージ技術
「iStorage Vシリーズ SDSクラウドボリュームサービス」では、AWSのSDS(Software Defined Storage)と連携し、必要なデータ格納領域を提供します。これにより、既存のオンプレミス環境を活かしつつ、クラウドでのデータ利用環境を整えることが可能になります。さらに、AWSのSDSは圧縮やシンプロビジョニング機能を搭載しており、コスト削減が期待できます。
2. ハイブリッドクラウドの導入・運用支援
本サービスを通じて、企業は以下のようなメリットを享受できます。
- - クラウド移行: 段階的なシステム改修やモダナイズを計画しやすくなり、移行時の負荷が分散されます。将来的にはオンプレミスへの回帰も選択肢として考えられます。
- - データ利活用: オンプレミスで管理しているデータをクラウド上で有効活用し、データ分析や開発作業を加速化できます。
- - 災害対策: クラウド上に災害対策環境を構築することによって、自社内での維持コストを大幅に削減できます。
本サービスの利用は月額従量課金型で、詳細な料金は顧客の要件に基づいて個別見積もりされます。
ランサムウェア対策も販売開始
さらに、NECは「iStorage Vシリーズ」におけるランサムウェア対策及び復旧支援サービスも提供開始します。近年、ランサムウェアの被害が急増する中で、迅速かつ確実な復旧を実現するためのbackup戦略が求められています。
本サービスは、「Secure Snap」機能を活用し、パターンしたランサムウェア対策の構築や事前の復旧訓練を含む総合的な支援を提供します。
NECのDX戦略
NECはデジタルトランスフォーメーション(DX)戦略に尽力しており、ビジネスモデル、テクノロジー、組織・人材の3つの柱を基にしたEnd to Endのサービスを展開しています。また、「Value Driver」としての進化を目指し、先進的な知見とテクノロジーを駆使した「BluStellar」という価値創造モデルを実現しています。これにより、顧客の課題解決に向けた支援を強化していきます。
今後、iStorageシリーズはNECの技術力を生かし、多様なサービスと結びつけて顧客のビジネス加速に寄与すると共に、サイバー攻撃に対するデータ保護の強化も図っていく方向です。