2021年の新人歓迎会実施状況と意識調査から見えた新たな潮流
新型コロナウイルスの影響が続く中、企業の中で新人を迎え入れる際の新たな形が模索されています。
アンケートの目的
企業にとって「新人を受け入れる」ことは常に重要な課題です。これはただ業務に従事する際の「ONの時間」に留まらず、休憩時間や研修、業務外の活動においてもメンバー間の交流が図られています。特に、新年初めに新卒者が多く入社する日本では、新人歓迎会が重要な位置を占める文化が根付いています。
昨今では、新型コロナウイルスの影響で歓迎会の実施に関する悩みも高まっています。そこで、2021年の新人歓迎会の実施状況や、受け入れる側の意識を調査し、組織作りをより良いものにするための新しい方法を探ることを目的としました。
調査概要
この調査は、2022年2月から3月にかけて行われました。対象者はビジネス――特に新人の受け入れ経験を持つ21,000人以上。回答は主にSNSやメールマガジンを通じて集めました。
調査結果の概要
1. 2021年の新人歓迎会実施状況
調査の結果、回答者の約60%が2021年に新人歓迎会が行われなかったと回答。歓迎会が実施されたケースにおいても、参加した人数は83.3%と高い割合でした。
2. 実施時期
新人歓迎会が行われた企業の多くは、4月や新入社員の入社時に合わせて実施していることが明らかになりました。年間採用を行う企業では頻繁に開催されることもあるようです。
3. 実施スタイル
歓迎会を行った企業のうち、83.3%が「飲食・飲み会」の形式で実施したとの結果が出ました。中には入社式を兼ねた歓迎会もあり、自己紹介や歓談を行うスタイルが一般的でした。また、オンライン形式で行われる中、少人数での対話形式を取り入れる企業もありました。
4. 今後の希望と意見
2022年に新人歓迎会を実施したいと考えている人の割合は90%以上でした。理由としては、親睦を深めたい、新人を知りたい、リモート勤務による顔合わせが少ないためなどの声が挙がっています。しかし一方で、歓迎会の意義に疑問を持つ意見も多く、新人が望まない場合は無理に行わないほうがよい、との考えも目立ちました。
新しい迎え入れ方の模索
参加者からは、若い社員の意見を重視し、新しいスタイルの歓迎会を導入したいとの意見も多く寄せられました。また、オンライン歓迎会でも一体感を持たせる工夫や、地域の名物を持ち寄る形式が提案されています。
この調査を受け、企業は従来の方式に固執せず、新人の気持ちに配慮した新しい方法で歓迎会を行い、チームビルディングへとつなげていく必要があります。これにより、お互いに rapport を育む機会を作り、組織全体のパフォーマンス向上を図ることが期待されています。
我々は今後も、これらの調査結果を参考にしながら、企業にとっての最適な新人の迎え入れ方を提案していく予定です。
お問い合わせ
本調査に関する詳しい情報については、以下の連絡先までお問い合わせください。
株式会社Tenmaru
東京都港区麻布狸穴町44-1
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TEL: 03-6230-9942
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担当:諸戸