Instagramで人気のアカウントが書籍に!
多田けい子氏が運営するInstagramアカウント「@tea_keiko」が話題となり、ついに書籍『日々の花、日々のこと』として12月11日に発売されます。この本は、日々の生活の中で生けた花々の写真を自身で撮影し、エッセイと共に共有してきたその集大成とも言えます。
フォロワー69,000人超の人気アカウント
多田けい子さんは、2018年にInstagramを始め、そこから花のある暮らしやオリジナルの茶箱・仕覆を紹介し続けてきました。「@tea_keiko」のアカウントでは、彼女が愛する花々がシンプルに、かつ美しく表現されており、フォロワー数は69,000人を超えています。その人気の理由は、エッセイが花たちの素顔を優しく綴り、読者との共感を生んでいるからでしょう。
一年の花とエッセイ
『日々の花、日々のこと』には、1年間12ヶ月分の花の写真が含まれています。約2日に1度のペースで撮り続けたその写真には、どの瞬間も自然体の美しさが映し出されています。季節の移り変わりと共に、花々の魅力が存分に表現されており、それに寄り添う言葉は日々の営みの記録としても楽しむことができます。特に、花材や器、場所にこだわった作品のバリエーションは、自分自身で花を生ける際のインスピレーションとなるでしょう。
エッセイの一部を紹介
例えば、「3月20日春の庭から」ではクリスマスローズや日向水木を合わせ、小さな水差しやコップを花入れに使った記事を掲載。これにより、初めて花を生ける人にも取り組みやすいヒントが得られます。特に「6月21日夏至の夕暮れ」の章では、紫陽花や額紫陽花が用いられ、白い壺での組み合わせは夏を感じさせる素敵な表現を見せています。
著者多田けい子の思い
多田けい子さんは、著書の「はじめに」で「花はどんな時も黙って自分の命をただ精一杯生きている」と述べています。彼女にとって、花は人々の心を癒す存在であり、自身もその魅力を多くの人と共有したいと願っているのです。この花とエッセイのコレクションは、彼女の深い思いや愛情が詰まった一冊となっています。
書籍詳細
- - 発売日: 2025年12月11日(木)
- - 定価: 2,420円(税込)
- - 著者: 多田けい子
- - 仕様: A5判 / 352ページ
- - 発行: 株式会社世界文化社
本書はエッセイと写真の美しさだけでなく、日常生活に花を取り入れるヒントにも溢れています。ぜひ、この機会に手に取って、心を豊かにしてくれる花々に触れてみてはいかがでしょうか。