双極症を抱える方へ向けた新書籍「ちょっとのコツでうまくいく」予約受付中

双極症と共に働くための新しいヒント集

双極症に悩む方々に朗報です。2024年9月27日、書籍『ちょっとのコツでうまくいく! 躁うつの波と付き合いながら働く方法』が発売されることが決まり、すでにAmazonを含む各書店で予約が始まっています。この本は、双極症を抱えながらも安定した職場生活を送るためのヒントが詰まっています。

著者の松浦秀俊氏は、双極症II型の当事者であり、メンタルヘルスの支援を行う株式会社リヴァに所属し、同社の双極事業部長として活動しています。また、彼はWebメディア『双極はたらくラボ』の編集長を務め、その活動を通じて双極症の方に情報を発信し続けています。松浦氏自身も、期間の長い躁状態と鬱状態を繰り返しながらも、13年間にわたり就労を継続してきた経験をもとに、本書を執筆しました。

本書には双極症との付き合い方や、特に仕事にうまく取り入れられる実践的なコツが多数紹介されています。双極症の症状に悩みながらも働き続けることは多くの方にとっての課題であり、そのための情報は手に入りにくいのが現状です。しかし、松浦氏は、安定した気分を保つための方法や、職場での配慮の仕方について具体的なアドバイスを提供しています。

双極症とは、躁状態と鬱状態を繰り返す病気です。この病気を抱える方々は、自身でその感情をコントロールすることが困難な場合が多く、そのため仕事を続けることに不安を抱えることも少なくありません。一般的なうつ病と異なり、双極症には長期的に安定して働くための戦略が少なく、多くの人が短い期間での転職や離職を余儀なくされています。

しかし、医師の指導のもと、必要なサポートを受けることで、双極症の方でも仕事を継続することができる場合もあります。本書では、松浦氏が行ってきた具体的な実践方法や、自身の体験をもとにした事例を交え、読み手が実際に活用できるアドバイスがされています。

例えば、イライラしたときに「コミュコスト」として自分自身を保つ方法や、過剰な刺激を避けるための工夫についても言及されています。また、「攻めの有給」を取り入れた心の安定法や、ネガティブな感情をAIに相談して解消する方法など、多岐にわたるヒントが掲載されています。

さらに本書には、躁うつ症状への対処法152や、双極症の特性を理解するためのワークシートといった特典もついており、実用性が高い内容となっています。

著者の松浦氏は、自身の経験を活かし、双極症と共に生きるヒントを見出すことの重要性を語ります。彼の取り組みは多くの方に希望を与え、安定した働き方を支えるものになることでしょう。

本書の定価は1,760円（税込）で、予約はAmazonを含む書店で可能です。