ケニアの難民の子どもたちに文房具を届ける募金活動
募金活動の概要
AAR Japan(難民を助ける会)は、世界の19国・地域で難民や国内避難民を支援している国際NGOです。今回は、ケニア北部に住む難民の子どもたちのために、学用品と制服を提供する「学校への懸け橋募金」を行っています。この募金活動は、2024年の9月17日から11月30日までの期間に実施され、目標金額は350万円です。この募金により、500人分の学用品を購入することができます。
ケニア北部の現状
カロベイエ難民居住地およびカクマ難民キャンプには、南スーダンやソマリアなどの情勢が不安定な国から避難してきた多くの難民が住んでいます。しかし、この地域の小学校の卒業率は52.4%と、全国の平均84.1%と比較して著しく低いのが現状です。これは、子どもたちが経済的な理由から文房具を購入できず、授業についていけなくなったり、制服が用意できないことで学校に行くことをためらう事態が背景にあります。
AAR Japanの取り組み
AAR Japanは、このような厳しい環境の中でも、難民の子どもたちが教育を受けられるよう、様々な支援を行っています。具体的には、学校への学用品や制服の支給を通じて、難民の子どもたちや地域の子どもたちが学校に通う機会を確保しています。しかし、現時点で目標金額から200万円が不足しているため、さらなる支援を呼びかけています。
代表のメッセージ
AARのケニア・カクマ事務所駐在員、中川梨緒奈さんは、「学びたい」という熱意を持つ子どもたちを応援するために皆さんの協力が必要だと話しています。彼女は、子どもたちが退学の危機に直面している中で、サポートの手が差し伸べられることの重要性を強調しています。圧倒的に不足している学用品への寄付は、直接的に教育を受けたいと思っている子どもたちへの大きな助けとなります。
支援について
皆さんの温かいご支援が、子どもたちの学びの機会を広げることに繋がります。寄付は東京都より認定NPO法人として取り扱われ、寄付金控除の対象となります。ぜひ、AAR Japanのウェブサイトを訪問し、詳細を確認の上、ご協力いただければ幸いです。
詳細はこちら
終わりに
今回の募金活動を通じて、ケニアの難民の子どもたちが教育を受け、未来への希望を抱けるように、みなさんの手助けをお願い申し上げます。教育は彼らにとって重要な未来へのパスポートです。少しでも多くの人々がこの募金活動に参加し、子どもたちが学べる環境を共につくり出していきましょう。