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標的型サイバー攻撃対策ソフト「Traps」国内販売開始

高度化するサイバー攻撃、特に企業を狙った標的型攻撃は深刻な脅威となっています。企業の内部情報を悪用し、マルウェアを送り込み、重要な情報を盗み出す手口は、従来のセキュリティ対策では防ぎきれないケースも多く、企業にとって大きなリスクとなっています。

このような状況の中、企業ネットワークを守る画期的なセキュリティソフト「Traps」が国内で販売開始されました。本製品は、パロアルトネットワークス合同会社が開発し、株式会社インテリジェントウェイブ（IWI）が販売・技術支援を行います。

Trapsとは？

Trapsは、標的型攻撃で用いられるマルウェアの動作を、その攻撃手法に着目して阻止する革新的なセキュリティソフトです。従来のウイルス対策ソフトやファイアウォールでは検知が困難だった、Microsoft WordやPDFファイルに埋め込まれた悪意のあるコード（エクスプロイト）にも効果を発揮します。

Trapsの強みは、CPUへの負荷が非常に低く、更新頻度も低い点です。そのため、オフィスPCだけでなく、POSレジ、ATM、複合機、業務用機器など、様々な環境で導入が可能です。

導入実績と今後の展望

すでに国内大手金融機関で導入実績があり、その効果は実証済みです。IWIは、自社内導入による運用ノウハウも蓄積しており、充実した技術支援サービスを提供しています。

IWIとDNPは、今後3年間でTraps関連製品の売上20億円を目指しています。6月2日には、標的型攻撃対策をテーマにしたセミナーも開催され、Trapsの詳しい説明やデモンストレーションが行われます。

パロアルトネットワークスとインテリジェントウェイブ

パロアルトネットワークスは、世界をリードするサイバーセキュリティ企業です。高度なセキュリティプラットフォームを提供し、企業のビジネス展開を支援しています。一方、IWIは、情報システムソリューションプロバイダーとして、金融業界を中心にシステム開発・構築・保守を手掛けており、セキュリティシステム事業にも注力しています。

両社の強みを活かし、Trapsは、企業のサイバーセキュリティ対策に貢献する、強力な武器となるでしょう。

まとめ

標的型サイバー攻撃は、企業にとって無視できない脅威です。Trapsは、その脅威から企業を守る、効果的なソリューションと言えるでしょう。高いセキュリティと低い運用負荷を両立したTrapsは、これからの時代に必要不可欠なセキュリティソフトとなる可能性を秘めています。企業のIT担当者は、ぜひTrapsについて詳細な情報を収集し、自社への導入を検討してみてください。

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