銚子初のワイナリーが漁師町文化をワインで再生！

銚子初のワイナリー、銚子葡萄酒醸造所の誕生

2023年11月8日、千葉県銚子市に新たな文化が生まれます。それは、銚子葡萄酒醸造所というワイナリーの誕生です。このワイナリーは、銚子の気前のいい漁師町文化を復活させ、地元の魅力をワインで表現するという挑戦から始まりました。

銚子の歴史と漁師町文化

銚子市は、千葉県の北東部に位置し、利根川を挟んで茨城県と接する町です。古くから漁業で栄え、現在でも日本一の水揚げ量を誇ります。銚子葡萄酒醸造所の設立者たちは、この土地の豊かな水産資源に深く根ざしながら、漁師町の伝統を生かしたワインづくりに取り組んでいます。

漁師町としての歴史に加え、銚子は江戸時代から醤油の醸造で名を馳せてきました。そのため、醤油の製造における醸造文化が息づいており、銚子葡萄酒醸造所もこの伝統を受け継ぎながらワインを作り上げます。

魚と和食とワインの新たなマリアージュ

新しいワイナリーでは、地元の和食と調和するワインを目指しています。銚子の豊かな食材を最大限に活用し、飲食店や地元企業の活性化を図ることが重要なミッションです。このワインを通じて、人々に元気を届けたいという願いが込められています。

ワイナリーの2つのフラッグシップ

銚子葡萄酒醸造所が提供するワインは、「KISSAKI（きっさき）」と「漁師は歌う」の2種類です。どちらも地元の漁師たちの想いが込められています。

KISSAKI（きっさき）

KISSAKIは、鋭利に尖った先端を意味し、銚子の先端としての形を表現しています。また、漁船の先端を象徴し、新しい道を切り開く力強いワインです。このワインは、特別な場面での贈り物や祝いの席にふさわしい、縁起の良い一品となっています。

漁師は歌う

一方、「漁師は歌う」は、気軽に楽しめるカジュアルなワインです。日常の中でも仲間たちと一緒にワイワイ飲むことができるようにデザインされています。手頃な価格で提供されるこのワインは、親しみやすさとセンスの良さを兼ね備えています。

銚子の魚とワインのペアリング

予約開始日は11月8日。これに合わせて、銚子特産のつりきんめや、歴史ある銚子の缶詰とのペアリングセットも提供されます。特に「銚子つりきんめ」は、特別な漁法で捕られ、鮮度抜群の状態で提供されます。また、銚子市の缶詰はその品質の高さで知られ、一味違う美味しさが楽しめます。

地域の未来を見据えた取り組み

銚子葡萄酒醸造所では、地域おこし協力隊の募集も行っています。2024年4月から「銚子市でのワイン産業の立ち上げ」に参加したい方を求めています。地元の文化を大切にしながら新たな価値を創造する、銚子葡萄酒醸造所の取り組みは、地域の未来を明るく照らすものになるでしょう。

今後、一緒にこの魅力あふれるプロジェクトに参加し、銚子の新しい文化を築いていきたい方にとって、大きなチャンスです。ぜひ、銚子葡萄酒醸造所のワインを楽しみながら、地域の活性化に貢献してください。