オフィスコストの見えない負担を知る
社員1人が出社するためにかかるコストは、実に約4,200円にのぼると知っていますか?これは、賃料や通勤手当、電気代が積み重なり形成された数字です。株式会社学研ホールディングスのグループ会社である株式会社ベンドが運営するWEBメディア「スキルアップ研究所」が公開したレポートによると、企業が「社員が出社して働く」ために負担するコストは、賃料だけではないことが明らかになりました。
1. オフィスコストの構成
オフィスにかかるコストとして、まず挙げられるのが賃料ですが、それ以外にも多くの「隠れコスト」が存在します。特に、通勤手当は企業が社員に支給する重要な項目の一つであり、84%以上の企業がこれを負担しています。厚生労働省のデータによれば、通勤手当の支給額は月平均12,700円であり、これは5年前から8.5%も増加しています。これがオフィス代の約18%に相当することを考えると、企業にとって無視できない存在です。
2. 1日あたりの出社コストの試算
「出社1日あたりのコストを計算すると約4,172円」というのがスキルアップ研究所の試算結果です。賃料や通勤手当、電気代を合わせると、社員1人あたり年間約102万円の負担となります。この計算は、年間245日出社した場合を念頭に置いています。この背景には、オフィスの固定費が社員の出社日数にかかわらず変わらないという事実があります。
3. 週3日の出社での単価の変動
さらに興味深いのは、出社頻度を週3日、年間147日に減らした場合でも年間の総額は変わらないという点です。この場合、「1日あたりのコスト」は約6,953円にも達します。つまり、出社日数が少なくなったとしても、オフィスコストの単価が逆に上昇してしまうのです。これにより、企業は出社頻度とオフィスの在り方を見直す必要に迫られます。
4. 固定費を乗り越える新しい働き方
出社日数を減少させるだけでは、オフィスコストを削減することは難しいことがこのレポートから見えてきます。企業は、出社の実態を考慮した新たなオフィスの持ち方を模索する必要があります。その一例として、株式会社ベンドが提供するバーチャルオフィス「MetaLife」という選択肢が提案されています。
「MetaLife」は、物理的なオフィスに伴う内装工事や敷金不要で、初期投資を全くもって要しません。アバター同士が近づくだけで、音声やビデオ通話が開始できるので、オンラインでも手軽にコミュニケーションが取れます。ブラウザベースで操作可能なので、機器の購入やソフトのダウンロードも必要ありません。
5. まとめ
企業にとって、「見えないオフィスコスト」は大きな負担ですが、それを軽減するための工夫が求められます。出社頻度を単に減らすことだけではなく、新たな働き方やオフィスの利用方法を考えていくことが重要です。「MetaLife」のようなサービスが、今後のオフィス環境に変革をもたらす可能性があると言えるでしょう。新しい働き方を見据えた企業運営が、これからの時代には不可欠です。