地域参加を促進する「ためまっぷ」が全国初の転出抑制効果を実現！

ためまっぷ：地域をつなぐ新たなコミュニケーションプラットフォーム

「ためまっぷ」は、地域のつながりを可視化し、住民同士の交流を促進するためのWebアプリです。設立12年を迎えるためま株式会社が開発したこのサービスは、地域の公益団体が行うイベント、子育てサロン、ふれあい喫茶、サークルの活動情報を、地図上にリアルタイムで簡単に投稿・共有できる仕組みを提供します。これにより、人々が互いに出会い、関わりあう機会が格段に増加し、地域の活性化に寄与しています。特に、神戸市での実証実験では、短期間で地域参加が1.5倍に増えたことが評価されています。

実績: 子育て世帯の高い利用興味

「ためまっぷ」は、特に子育て世帯に支持されており、2024年の調査ではその利用率が90%超、利用継続意欲に至っては100%という結果を達成しました。利用者からは、「このサービスのない地域には引っ越したくない」「子育てで切羽詰まった時でもかけこめる場所が見つかった」という声が寄せられ、まさに地域生活を支える存在としての地位を確立していることが示されています。

転出を考え直させた「ためまっぷ」の力

特に注目すべきは、利用者の中には「ためまっぷ」をきっかけに転出を思い直した方々の声もあることです。70代のご夫婦が「まちの外への住み替えを考えていたが、『ためまっぷ』を見て転出をせずにセカンドハウス型にすることに決めた」との意見も、地域情報サービスが人生の選択に影響を与えていることを示しています。

設立からの歩みと評価

ためま株式会社は、設立からの軌跡を通じて、国や自治体からの評価を受けてきました。具体的には、国交省の公式アプリに技術担当として参画したり、地域力創造アドバイザーに認定されたりと、その実績が多くの場で認められています。特に、2024年にはスウェーデンのマルメ市とのビジネス・イノベーションプロジェクトに採択されるなど、地域参加型サービスが国際的にも注目される存在となっています。

BANI時代における「ためまっぷ」の重要性

現在、私たちが直面しているBANI（早急に対応しなければならない不安定な状況）の時代において、情報が飛び交うデジタル環境の中で、地域のリアルな繋がりの重要性はますます高まっています。「ためまっぷ」は、そのような人々が求める温もりやコミュニケーションの場を提供することで、社会的な孤立感を解消する一助となることを目指しています。

未来への展望

ためま株式会社は、今後も「ためまっぷ」を通じて、より良い地域社会の形成に尽力していく所存です。50年、100年先を見据えた活動を行いつつ、地域の情報をしっかりと届けられるようなプラットフォームをさらに発展させていきます。「ためまっぷ」が描く未来は、地域の人々が協力し合い、安心して暮らせる共生社会です。この願いを実現するため、私たちの活動に引き続きご注目いただければと思います。