新興3か国の生活者調査結果
株式会社データスプリングが実施した調査では、カザフスタン、スリランカ、バングラデシュという新興3か国の生活スタイルと働き方に関する興味深いデータが得られました。本記事では、住居形態、生活機器の利用状況、勤務実態、残業に対する意識について詳細にご紹介します。
1. 住まいの違い
調査の結果、各国の住まいは明確に異なりました。カザフスタンでは、都市型のマンションに住む人が多く、持ち家と賃貸を合わせて約60%を占める結果が出ています。特にZ世代では賃貸マンションの利用が高まっている一方、Y世代では戸建て居住の比率が上昇しています。
スリランカでは、戸建てと親族同居が主流で、約80%が家族単位での居住を選んでいます。特にZ世代は親族同居が43%と高い数字を示し、家族との生活を重視する傾向が見受けられます。
バングラデシュでは、約4割がマンション居住で、Z世代も36%が親族と同居しています。このように、住居のスタイルは国ごとに様々であり、地域の文化や生活様式が色濃く反映されています。
2. 家庭における家電の普及状況
家庭で使われている基本的な家電については、いずれの国でもスマートフォンや冷蔵庫、テレビは高い普及率を誇ります。しかし、カザフスタンでは電子レンジや掃除機などの家事家電に歴然とした差があり、特にY世代では日常的な家電の使用が進んでいます。
一方、スリランカとバングラデシュでは、基礎家電は普及しつつあるものの、調理や家事においては依然として人手に依存している状況が見られます。このことは、各国での家電に対する考え方や生活のスタイルの違いを物語っています。
3. 勤務環境と働き方の実態
3か国の就業実態を見てみると、勤務日数は概ね週5日前後でカザフスタンやバングラデシュでは8〜9時間勤務が一般的です。一方、スリランカでは平均5.5日の勤務日で、やや長めという結果が出ています。興味深いのは、カザフスタンにおいてZ世代はY世代よりも長い勤務時間を要することが判明しました。
残業については、カザフスタンが周囲との比較で中程度の長さを保っており、スリランカとバングラデシュでは一部の人々に長時間の労働が見られますが、全体的な残業の意識には国ごとの差異があることが確認されました。
4. 残業に対する意識の違い
残業に対する意識も国々で違いがあり、スリランカでは約60%が残業に前向きで、比較的働くことに対する抵抗感が少ないのが特徴です。一方、カザフスタンでは残業に対する補完的な意識が見られ、バングラデシュでは半数が残業を希望しない傾向にあります。
結論
この調査から、カザフスタン、スリランカ、バングラデシュという国々では、それぞれ異なる生活スタイル、働き方、残業への意識が存在することが明らかになりました。これらの結果は、単に経済的なデータとして捉えるのではなく、現地の文化や生活様式を理解するための重要な指標となります。新興国市場の多様性を認識し、それぞれの生活者像に目を向ける必要性があると言えるでしょう。
本調査の詳細については、データスプリングのウェブサイトをご参照ください。