石巻市で防災・震災伝承イベント参加者にVR体験を提供

1月26日（日）、宮城県石巻市にて「石巻防災・震災伝承のつどい」が行われます。このイベントは、東日本大震災を受けて防災の重要性を再認識し、次世代へとその教訓を伝えるための機会となります。特に注目されるのが、一般社団法人日本自動車連盟（JAF）宮城支部による、「クルマの水没360度VR体験」のブースです。

この体験では、参加者が車の運転席に座り、360度の視点から水没する状況を疑似体験できます。これにより、実際に起こりうる緊急時の行動を身をもって学び、その重要性を理解することが目的とされています。また、体験に加えて、車内での脱出方法についてのアドバイスも提供されます。

イベントは「ともに語ろうふるさと・命・未来」というテーマの下で、石巻市蛇田公民館で10時から15時30分まで開催されます。入場は無料で、誰でも参加が可能です。主催は石巻市で、後援に宮城県や復興庁宮城復興局が名を連ねているため、地域の取り組みとしても広く認知されるイベントです。

JAF宮城支部のブースでは、VR体験以外にも様々なプログラムが用意されています。たとえば、JAF防災クイズを通じて楽しく防災知識を学ぶことができたり、実際のレッカー車の展示を見学したりすることができます。これにより、参加者は視覚的・体験的に防災意識を高めることができるでしょう。

また、VR体験の様子は、JAFの公式ウェブサイトで動画としても公開されています。実際にこの動画を見て、どのような体験ができるのかを事前にチェックすることも可能です。具体的には、こちらの366度VR動画や、JAF特別支援隊活動の記録ダイジェスト版を通じて、事故の際のリスクとそれにどう対処するかを学ぶことができます。

このように、石巻市で開かれる「石巻防災・震災伝承のつどい」は、防災意識を高めるだけでなく、地域のつながりを感じる重要な機会です。ぜひ多くの方に参加していただき、共有の知識と経験を次世代に引き継いでいきたいものです。安全運転のための知識を身につけ、万が一の事態に備えるためにも、このイベントへの参加は非常に有意義なものとなるでしょう。