KDDIアイレットが生成AIを用いた新サービスを開始
KDDIアイレット株式会社は、2026年4月15日よりOracle Cloud Infrastructure(OCI)の生成AIを活用した新しいサービスを提供します。これにより、企業のAI活用を促進し、ビジネス成果につなげることを目指しています。
新サービスの概要
この新サービス「OCI生成AI導入支援サービス」は、企業が生成AIを効果的に活用できるよう、開発、データ、セキュリティ、分析といった主要な領域をカバーする4つのソリューションで構成されています。特に、AI導入の企画からPoC(概念実証)、本番導入、運用までを一貫して支援することで、実業務への生成AIの導入を容易にします。
背景と課題
最近、生成AIの活用は加速していますが、多くの企業では「PoCで終わる」「社内データが使えない」「セキュリティに不安がある」といった課題が浮き彫りになっています。業務で実用的にAIを利用するためには、開発プロセスやデータ基盤、セキュリティ対策、分析環境の横断的な整備が必要です。すなわち、部分的な最適化だけでは十分な効果を得ることが難しいのです。
これらに対処すべく、KDDIアイレットは、マルチクラウドでの豊富な実績を基に、OCIの生成AI機能とデータベース機能を組み合わせた包括的なサービスを提供します。
各ソリューションの特徴
1. AIコードレビュー導入サービス for OCI
このサービスでは、OCI DevOpsと生成AIを利用して、コードレビューの自動化を図ります。企業は自社のコーディング規約やセキュリティ基準に基づいてAIに学習させ、コード変更時に自動でチェックと改善案を提示します。これにより、レビューの均一化を図り、見落としを防ぐほか、工数を削減し、開発スピードと品質の向上を支援します。
2. マルチクラウドAI Datahub構築サービス for OCI
分散したデータをOCIに集約し、AI活用に最適化されたデータ基盤を構築します。自動で非構造化データを構造化し、企業全体で共通利用可能なデータハブを実現し、業務の効率化とコスト削減に寄与します。
3. クラウドセキュリティAI診断サービス for OCI
OCIのセキュリティサービス「Oracle Cloud Guard」と生成AIを組み合わせ、クラウド環境のセキュリティリスクを自動分析・可視化します。具体的な修復手順を提示し、インシデントを未然に防ぎます。
4. AIデータ分析基盤構築サービス for OCI
このサービスは、Oracle Autonomous AI Databaseと生成AIを駆使して、自然言語でのデータ分析を可能にします。専門知識なしでリアルタイムのデータ分析や可視化が行え、迅速な意思決定を支援します。
KDDIアイレットの実績
KDDIアイレットは、2020年にOracle Partner Networkに加盟し、大規模基幹システムをOCIに全面移行させるなど、豊富な経験を持っています。2025年からは「cloudpack」としてOCIに関連する様々なサービスの提供を行い、企業のクラウド活用を総合的に支援しています。
KDDIアイレットの新サービスは、企業のAI活用を実務レベルへ押し上げ、ビジネスを加速させる強力な味方となることでしょう。今後の動向に注目です。