オルビスがAmplitudeを導入しデータ分析を効率化
オルビス株式会社は、ユーザー行動分析ツール『Amplitude』を活用することで、プロセス分析にかかる時間を劇的に短縮しました。導入前は分析が煩雑で、潜在的なニーズを把握することが困難な状況でしたが、Amplitudeを導入することで、データ分析の効率が大幅に改善され、迅速な施策立案が可能となりました。
Amplitude導入の背景
オルビスは1987年に設立されたスキンケア中心のビューティーブランドで、主に通販での販売を行ってきました。しかし、現在はEコマース、アプリ、リアル店舗、BtoBと、多様な販売チャネルを展開しており、高度な行動分析が求められています。以前は、購買履歴などの顕在データのみをもとにユーザー行動を分析してきましたが、潜在的なニーズをこれにより見えづらくしていました。また、社内においてデータ分析ができる社員が限られているという課題もありました。
これらの課題を解消するために、オルビスはAmplitudeを導入し、データ分析の効率化と顧客行動の理解を深めることを目指しました。
Amplitude導入による効果
導入後、プロセスの分析にかかる時間は1時間からわずか2、3分に短縮され、実際のキャンペーン期間中でも迅速に施策を追加できるようになったという嬉しい声が上がっています。また、分析データは視覚的に理解しやすいグラフ形式で表示され、Slackとの連携のおかげで社内の情報共有もスムーズに行えています。
オルビスCRM部のコメント
オルビスのCRM統括部担当部長である大村亮平氏は、顧客の消費行動が変化する中で、従来の購買履歴だけでは十分な分析が行えず、特に潜在的ニーズの把握の難しさについて言及しています。Amplitudeの導入が決定的だったのは、そのスピードと簡便さ、そして「マジックナンバー」と呼ばれる重要指標を簡単に得ることができるからです。
「このような分析は従来の手作業では限界がありましたが、Amplitudeを活用することで、より詳細なニーズを捉えたコミュニケーションが可能になると確信している」と大村氏は述べています。
今後の展望
オルビスは、購入履歴などの明示されたデータだけでなく、顧客の潜在的なニーズを深く理解することでより効果的なコミュニケーションを実現し、顧客生涯価値(LTV)の最大化を図ります。施策の精度向上と共に、顧客にとって心地よいタイミングと頻度での施策を進化させていく考えです。
Amplitudeとは
Amplitudeは、IBMやWalmart、PayPalを含む3,000社以上の企業に導入されている米国発の行動分析ツールです。オンラインデータとオフラインデータを統合し、顧客行動の分析を容易に行うことを可能にしています。多様なチャートが標準装備されているので、データサイエンティストがいなくても、マーケターやプロダクトマネージャーが直感的に、迅速かつ簡単にデータ分析を行うことができます。
株式会社DearOneの役割
株式会社DearOneは、NTTドコモの新規事業型子会社で、アプリ開発ノウハウを基に企業向けのさまざまなマーケティングツールを提供しています。特にAmplitudeの総合代理店として、企業がデジタルプロダクトの成長を促進するのを支援しています。公式アプリの開発や広告配信プラットフォームなど、幅広いビジネスニーズに応えるソリューションを展開しています。
詳しい情報は、
オルビス公式ウェブサイトをご覧ください。