いるかきょうしつの成長
2025-06-04 12:20:14

「いるかきょうしつ」の水泳支援で見えた成長の瞬間

活動の舞台裏



愛知県名古屋市に位置する「いるかきょうしつ」では、ハンディキャップを持つ子どもたちが水泳を通じて成長する場を提供しています。このほど、2025年5月24日土曜日に行われた水泳教室の様子をお届けします。今回のクラスには、生徒4名と指導者、ボランティア1名が参加し、日本ガイシアリーナの温水50mプールの一部を専用のスペースとして利用しました。

活動の流れ



18:00から始まったクラスでは、飛び込みが好きな生徒のためにサーキットトレーニングが組まれました。赤台から飛び込み、フラフープをくぐったり、ボランティアとハイタッチをするなど、楽しさを感じながらトレーニングを進めました。特に、自分でフラフープを避ける技術が向上している様子が見受けられました。

また、無理なく自分のペースで飛び込みやけのびに取り組む姿勢も育まれており、日々の練習の成果が実を結んでいることが伺えます。

帰り道には、フラフープをトンネル代わりに使用し、自力で帰る力もついてきました。特に、「飛ばない」といった自身の判断をする能力を身につけているのが印象的でした。

進化する技能



続いて、19:00からのクラスでは、サーキットトレーニングの後、特筆すべき出来事がありました。なんと、ヘルパーを付けずにクロールと背泳ぎの25mを泳ぎ切った子どもが現れました!

背泳ぎをマスターしたのは年長の子で、これまで手の動きの調整に苦労していましたが、当日はしっかりしたフォームで泳ぐことができました。これにより、子ども自身の自信もひとしおでしょう。

一方、クロールを成功させたのは小学1年生の男の子。ヘルパーを利用しながら練習してきた彼も、ヘルパーを外し自力で泳ぎ切るという技術を身につけていました。初めは戸惑っていましたが、すぐに自信を取り戻し、見事に泳ぎ切りました。

水泳の難しさとは



水泳は、ハンディキャップを持つ子どもにとって特に難しいスポーツです。バタ足、手の回し、浮力の確保、呼吸の調整など、多くの要素が絡み合っています。それでも、子どもたちは頑張ってそれぞれの壁を乗り越え、成長を遂げています。

「いるかきょうしつ」では、土曜日のクラスに限らず、火曜日や木曜日にもさまざまな教室が開かれており、名古屋市内の数か所で活動を展開しています。おやこスイミングの時間も用意され、ハンディキャップを抱える子どもたちやその兄弟姉妹、保護者への支援がなされています。水泳を通じた安全で楽しい活動は、子どもたちにとって貴重な経験となっています。

miraiiの取り組み



「いるかきょうしつ」は、一般社団法人miraiiの一部門として活動しており、小児慢性特定疾病児やその兄弟への居場所及び学習支援も行っています。今後は難病患者への就労支援も視野に入れた取り組みを進めていく予定です。

今後とも「いるかきょうしつ」の活動に多くの方に関心を持っていただけることを願っています。公式ホームページやSNSなどで最新情報をお届けしていますので、ぜひチェックしてみてください!


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会社情報

会社名
一般社団法人miraii
住所
愛知県名古屋市瑞穂区弥富通4丁目30番地第2なかくにビル401号
電話番号
080-3617-8865

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