大学生と企業をつなぐ新サービス『BAS』の実態
最近、新たにリリースされた『BAS(ブランド アンバサダー スチューデント)』は、大学生と企業をつなげる画期的なサービスです。このプラットフォームは、企業の広報活動を支援し、大学生がブランドアンバサダーとして積極的に参加できる場を提供します。
ブランドアンバサダーとは
ブランドアンバサダーは、特定の企業やブランドの製品・サービスを紹介し、その価値を広める役割を担う人々です。『BAS』においては、この役割を大学生に限定したことで、学生ならではの視点や声を活かした宣伝活動が可能となります。企業は『BAS』のウェブサイトを通じて、大学生アンバサダーを募集し、学生は興味のある案件に応募する形式を取ります。
大学生アンバサダーの活動内容
大学生アンバサダーは、SNSでのシェアやイベントの開催、サンプルの配布など、さまざまな広報活動を行います。具体的な活用例としては、以下のようなことがあります。
- - 大学内での体験会や販促イベントの企画実施
- - SNSを活用したブランドの発信
- - 学生を対象にした記事やアンケートの作成
- - 撮影や動画制作のサポート
これらの活動は、企業と大学生の間に双方向のコミュニケーションを促し、ブランド認知度を高めることに寄与します。
アメリカの先例
実は、大学生ブランドアンバサダープログラムはアメリカでは既に広く知られており、多くの企業が採用しているスタイルです。大学でのブランドアンバサダーは、全米120校以上に展開しており、それぞれがさまざまな活動を行っています。SNSを通じて発信された情報が、100万人以上に届くことも少なくありません。このように、大学生がブランドを担当することは、効果的なマーケティング手法として確立されています。
大学生アンバサダーを活用するメリット
大学生をブランドアンバサダーとして採用することには、いくつかの大きな利点があります。まず、学生同士のコミュニティを活用できるため、高いPR効果が期待できます。また、インターンシップとは異なる形で、優秀な学生との出会いが得られる可能性もあります。さらに、PR活動を通じて新卒採用の知名度を高めることにもつながります。『BAS』では、応募から採用までのプロセスも手厚くサポートしており、企業は安心して大学生の活動を期待できます。
今後の展望
『BAS』は、2023年9月末までに関東圏内で約2,000名の登録を目指し、年内には10,000名、来春には全大学生の5%に相当する100,000人の登録を計画しています。企業の案件掲載についても、年内に20件、来春には100件と、順調な展開を期待されています。
まとめ
『BAS』は、大学生が企業とつながり、実践的な体験を得るための新しいサービスです。エグザ株式会社の営業部・企画営業 Div.の小野雄大さんは、アメリカでの成功事例を踏まえ、学生と企業の良好な関係を築く重要性を強調しています。今後、企業が大学生にPRの現場を提供し、彼らの可能性を引き出す場として、このサービスが広がることを期待しています。