ワークショップ「The UMI Arena」の概要
一般社団法人AIロボット協会(AIRoA)が、2026年11月にアメリカのテキサス州オースティンで開催される国際会議「Conference on Robot Learning 2026(CoRL 2026)」において、ワークショップ「The UMI Arena: From Handheld Devices to Real-World Policies」を開催することが決定しました。このワークショップでは、手持ち型デバイスを活用して収集したロボット操作データや、そこから学習した制御方策(ポリシー)に焦点を当て、実際のロボット操作に関する評価方法の標準化を図ります。
1. ワークショップの目的
本ワークショップの中心となるのは、国際コンペティション「UMI Arena」です。参加するチームは、自らが開発したポリシーを実機環境で評価する機会を得ることができます。また、AIRoAが運営するデータ収集基盤「YUBI」を用いて得た実世界ロボット操作のデータの一部も、参加チームに公開される予定です。このデータは、様々なタスクにおける実環境での操作を含んでいます。
2. 新しいデータ収集方法の紹介
近年、ロボット学習の分野では、UMI型デバイスを用いたデータ収集が注目されています。従来のロボットを用いたデータ収集はコストが高いため、手持ち型デバイスを利用して人間の実演データを収集する方式が広がりを見せています。これにより、大規模な操作データが効率的に得られるようになります。
3. 評価の標準化
「The UMI Arena」では、参加者同士が共通のタスクと実機環境のもとでポリシーやデータ収集デバイスを検証し、評価方法の標準化を目指します。特に、異なるタスクやロボットに対応したポリシーの展開や、データ品質の評価を行い、各デバイスの特性が結果に与える影響についても議論される予定です。
4. インタラクティブなセッション
従来型の講演形式ではなく、ハンズオン展示や参加者投票、パネルディスカッションなどを通じて、参加者も積極的に関与できるインタラクティブなコンテンツが用意されます。これにより、参加者が実際にデバイスを操作し、その特性を評価できる環境が提供されます。さらに、招待講演として、スタンフォード大学のShuran Song氏やMITのHao-Shu Fang氏など、第一線で活躍する研究者を迎えた発表も計画されています。
5. 参加者募集とスケジュール
ワークショップ参加者には、実世界データの提供やポリシーの開発に必要なリファレンスモデルの公開が予定されており、これによりモデル開発を支援します。データは2026年9月までに段階的に公開され、20,000時間分のデータを提供する予定です。
このワークショップによって、ロボット学習研究コミュニティにおける評価標準の確立や、研究者間の交流が促進されることが期待されています。詳しい情報は、特設ページや公式サイトで随時更新される予定です。参加をご希望の方は、ぜひチェックしてみてください。