インドのEVドライバーの未来を変える
Terra Motors株式会社は2026年9月16日、インドの電動三輪(e-rickshaw)事業に関する「Impact Report 2025」を発表しました。このレポートは、アッサム州、ビハール州、ジャールカンド州のドライバーに対する調査結果に基づいており、実際のドライバーストーリーを交えながら、収入や生活の変化、金融サービスへのアクセスの改善について詳述しています。
レポートの意義
インドでは、電動三輪が急速に普及しており、特に低中所得層の生計手段として重要な役割を果たしています。Terra Motorsは420以上のディーラー網を展開し、累計走行距離は1,432,230,000kmに達しています。このレポートは、電動三輪を購入したドライバーとその家族の生活がどのように変わったのかを、実際のデータを基に明らかにしています。
調査の結果
レポートによると、電動三輪を購入したドライバーの月収は中央値で58%向上し、98%のドライバーが収入の変化を実感しています。また、85%のドライバーが初めてのEVエクスペリエンスを持っています。2024年から2026年5月までに実施されたこの調査には、購入時のアンケートで4,676名、6か月後の追跡調査で1,261名、さらに対面式のインタビューで15名が参加しました。
実際のドライバーストーリー
このレポートでは、ドライバーの実名ストーリーが紹介されています。例えば、ビハール州の18歳、Hari Om Kumarさんは、結婚を機に自分の車を持ち、収入を400〜500ルピーから800〜900ルピーに倍増させたと語っています。「良い会社で、良い車だ。稼ぎも良い。誰にでも勧めたい」とのこと。
また、ジャールカンド州の47歳、Pradeep Kumar Chaudharyさんは、ディーゼル三輪からの乗り換えによって、燃料代が減少し、1日に1,000〜1,200ルピーを稼げるようになったと述べています。
金融アクセスの普及
レポートでは、ドライバーの79.9%が車両購入を通じて金融サービスへのアクセスを得たことが報告されています。特に、Terra Motorsが提供した融資総額は累計18,329,252米ドルであり、そのうち63%は信用履歴を持たなかった層(NTC)への融資となっています。これは、経済的な底上げに寄与していると言えるでしょう。
環境への配慮
さらに、CO2の排出回避量は累計132,000トンに達しており、ディーゼル車と比較した際の環境インパクトも評価されています。これにより、Terra Motorsは持続可能なモビリティの提供に貢献しています。
代表からのメッセージ
代表取締役社長の高橋成典氏は、「一台の電動三輪が、一つの家族の家計と将来を変える。その積み重ねが私たちの事業の本質です」と強調。月収が58%伸びた結果に留まらず、その裏にある家族の物語が成長の鍵であると述べました。
レポートの入手方法
「Impact Report 2025」は、Terra Motorsの公式ウェブサイトで閲覧可能です。ぜひご確認ください。日本語版と英語版があり、興味のある方はアクセスしてみてください。
会社概要
Terra Motorsは、2010年に設立された日本のEV企業です。アジアの新興国を中心に、EVと金融を融合した新しいモビリティエコシステムを展開しています。電動モビリティを普及させるため、e-リキシャやe-カーゴの販売を行い、EVの販売、アフターサービス、ファイナンスを一体化した事業モデルを構築しています。今後もインド全土での事業展開を進め、持続可能な未来を目指していくでしょう。