千葉で迎える新たな葬送の形、循環葬®️
千葉県に位置する真野寺で、循環葬®️「RETURN TO NATURE」が新たに関東初の拠点を設け、その内覧会が開催されました。この取り組みは自然環境を重視し、故人のご遺骨を自然に還す新しい形の葬送を提案しています。
真野寺の特長と雰囲気
真野寺は1300年の歴史を持つ真言宗の寺院で、四季折々に花が咲き誇る美しい環境が特徴的です。ミモザや桜、紫陽花といった鮮やかな花々に囲まれたこの場所は、まさに「花の寺」として親しまれています。内覧会では、at FORESTの代表である小池友紀氏、真野寺の住職伊藤尚徳氏、および神戸大学の専門家たちが集まり、循環葬の理念や未来の展望について語りました。
循環葬の理念と実施内容
循環葬®️「RETURN TO NATURE」は、一般的な墓標を残さず、故人を森の中に埋葬する新しい葬送の形態です。遺族には、墓標に手を合わせるのではなく、自然の中での行事を通じて故人を偲ぶことを提案しています。このように、より自然に還ることを重視し、故人との結びつきを形にしない形で残すことで、次世代に渡って森を守り続けることも目指されています。
イベントの様子と今後の展開
内覧会当日は、多くの参加者が集まり、専門家たちの話に耳を傾けました。特に、鈴木武志氏と石井弘明氏による土壌環境や森林の重要性についての解説が印象的でした。循環葬が持つ性質や意義について、多様な観点からの意見が交わされ、参加者たちは新しい葬送の形に関心を寄せていました。
E開山1300年の歴史がある真野寺と、これからの循環葬の実施がもたらす可能性について語られ、自然環境を大事に思う人々にとっても大きな意義のある取り組みとなっています。8月11日には正式にオープンする予定で、さらなる参加を募る企画も立てられています。
環境の未来を見つめて
循環葬®️「RETURN TO NATURE」は、少子高齢化に伴い無縁墓が増加する現状を見据え、墓の代わりに豊かな森を次世代に繋いでいくことを目指します。事業成長そのものが豊かな森づくりに繋がるビジネスモデルを採用しており、持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいます。
理解を深めた参加者たちは、今後も定期的に開催されるオンライン説明会や現地案内会に参加し、循環葬の意義や体験に触れていくことでしょう。興味がある方々は、公式ウェブサイトからの申し込みが可能です。
まとめ
このように、循環葬は単なる葬送の方式だけでなく、参加者全員が自然との繋がりを持ち、共に森を育んでいくという新しい生命観を提案しています。この取り組みが多くの人に理解され、広まっていくことを期待しています。