新職員室の誕生
2019-04-03 15:40:31

津和野高校が新たに姿を変える職員室「センセイオフィス」の全貌とは

新職員室「センセイオフィス」が誕生



島根県の津和野高校が、職員室の近代化を目指し新たに完成させた「センセイオフィス」は、教職員が快適に働ける空間を提供します。この空間は、仕事の質やコミュニケーション能力の向上、さらには生徒との接点を深めることを意図しています。

目指す姿



環境改善のために「センセイオフィス」が設定した目標は4つです。まずは、作業環境を整え、集中力を高めること。次に、コミュニケーションの質を向上させ、生徒との円滑な対話を実現すること。さらに、健康や精神面への配慮も欠かせません。

進化のポイント



「センセイオフィス」の特徴は、プライバシーとコミュニケーションの両方を考慮した設計です。特殊なシステム家具を用いて、教員と生徒それぞれのエリアを緩やかに区切ることで、双方が快適に過ごせる空間が確保されています。

1. エリアの分け方



職員室内は、明確に教員エリアと生徒エリアが分かれています。この構成により、教員は業務に専念しつつ、生徒は気軽に相談や対話ができるよう工夫されています。

2. 多様な働き方をサポート



「センセイオフィス」には、主に3つのスペースがあります。

  • - ワークスペース: 個人業務に集中できるエリア。この場所ではしっかりとデスクワークを行えます。
  • - コラボスペース: 会議や教員同士の相談が行える場所で、最新のモニターを設置し、資料をプロジェクションすることも可能です。
  • - フォーカススペース: 各種対話や打ち合わせ、リラックスできるスペースを兼ね備えています。

3. IT環境の進化



設備も最新のものが導入され、過去の職員室では難しかったIT作業の効率化が図られています。特にパソコン作業を行うための広いデスクや、打ち合わせに使えるモニターは、業務の効率を大いに助けてくれるでしょう。

学校の取り組み



津和野高校は、生徒からの要望に応える形で職員室を改装。生徒が来やすい環境作りを目指しました。家具の配置や、資料を持ち寄るためのカウンターやベンチを設置しました。今後はこのように、自然に先生との会話が生まれる環境が整えられ、生徒との良好な関係づくりを図ります。

ヴィトラとのコラボレーション



「センセイオフィス」を設計したのは、スイスの著名な家具メーカー「ヴィトラ」です。1950年に創業し、質の高いデザインを提供する同社の技術と構想が、この新しい職員室に色濃く反映されています。

学校概要



津和野高校は、島根県鹿足郡津和野町に位置し、3学年で182名の生徒が在籍しています。生徒の学びやすい環境を提供するための取り組みは、今後も続けられるでしょう。生徒全員が安心して相談できる職員室というビジョンは、さらに高まっています。それも「センセイオフィス」があればこそです。今後の進化に注目が集まります。

会社情報

会社名
島根県立津和野高等学校
住所
島根県鹿足郡津和野町後田ハ12−3
電話番号

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