近年の金融教育の浸透状況
2026年に実施された三井住友信託銀行が行った全国調査によると、近年、日本における金融教育の受講経験は増加傾向にあります。これにより、若年層の中での金融リテラシー向上が期待されています。
調査結果の概要
この調査には全国の1万人を対象に、金融教育の受講経験や内容に関する質問が含まれていました。特に注目すべきは18-29歳の受講率で、49.4%に達し、特に20代前半では6割近くにのぼる結果が出ています。これは、2022年の学習指導要領改訂に伴い、高校での金融教育が充実した影響と考えられます。
学んだ内容の傾向
受講者から得られたデータを分析すると、最も多いのは「家計管理」というテーマでした。これは経済的な状況の把握といった基本的な知識が身に付くことを意味しています。次に多かったのは「資産形成」で、個人の資産をいかに効率よく育てるかという観点が重要視されています。そして「ライフデザイン」が3位に入っており、人生設計を考える上でのお金の使い方も注目されています。
社会人世代の意識
社会人においても金融教育の必要性が意識されていますが、受講経験率は約15%と低めです。しかし、受講者に対するアンケートでは、18-29歳時に教育を受けたいとの意見が多く、若年層が金融教育に対するニーズが根強いことが分かります。
家計行動への影響
金融教育を受けた人たちがどのようにその知識を日々の生活に活かしているのかについても調査が行われました。例えば、家計管理に関する教育を受けた回答者のうち、50%以上が実際に月ごとの収入と支出を把握する実践をしていることが明らかに。ライフデザインを学んだ人の中でも、約半数がきちんとしたライフプランを立てており、学習した内容が実際の行動に繋がっていることが期待されています。
まとめ
調査結果から見ると、金融教育は特に若年層において受講率が高く、その内容が家庭や日常生活において実際に活かされていることが分かります。今後、国民全体による金融リテラシー向上のためには、引き続き、官民一体での教育推進が重要になっていくでしょう。また、必要なテーマに基づいた教育機会の提供が欠かせません。
この調査結果など、さらなるデータに関しては三井住友信託銀行の「住まいと資産形成に関する意識と実態調査」ページをぜひご覧ください。
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調査概要
- - 調査名:住まいと資産形成に関する意識と実態調査
- - 対象:全国の18~69歳(関連業種を除く)
- - 方法:WEBアンケート
- - 実施時期:2026年1月
- - サンプル数:11,135人
本報告に関するお問い合わせは、三井住友信託銀行 三井住友トラスト・資産のミライ研究所まで。