アートとオフィスの新たな出会いが生む未来の働く環境
小松ウォールアイティ株式会社が発表した新プロジェクト「アートオフィス『_ing』」は、空間に新しいストーリーを生み出すことを目指しています。2025年に開催予定の展覧会「_ing Exhibition Vol.1 岩井美佳」では、アートとオフィスデザインの融合が探索され、その新しい形が提案されます。これは、企業文化や働き方に変革を促す取り組みの第一歩となります。
アートがもたらす影響と実体験
近年、オフィスは単なる作業スペースではなく、クリエイティビティを育む場所としての重要性が増しています。小松ウォールアイティは2021年にオフィスリニューアルを行い、アートの導入を決定しました。この結果、年間来訪者数が50名から500名に増加し、社内のコミュニケーションも活性化しています。つまり、働く環境の改善が人々の行動変容を生み出し、企業活動にポジティブな影響を与えているのです。
「_ing」のプロジェクトは、こうした背景を受けて始まりました。アートと空間デザインが融合することにより、企業が求める新たな価値の創造を目指しています。展覧会の期間中、染色家岩井美佳氏の作品が展示され、空間に新たな命が吹き込まれます。
_ing Exhibition Vol.1 岩井美佳の概要
- - 開催期間:2025年5月12日(月)〜7月18日(金)
- - 場所:小松ウォールアイティ株式会社本社 3F特設スペース
- - アーティスト在廊日:5月12日、6月12日、7月11日(各日15:00からギャラリーツアーを開催)
アートの力でオフィス空間がどのように変わるのか、来場者はその実体験を通じてヒントやインスピレーションを得ることができるでしょう。この展覧会では、社員の創造性や企業文化への影響も具体的に反映されています。
オープニングイベントとトークセッション
オープニングイベントには、戸田建設株式会社の小林彩子氏をゲストとして迎え、「アート×オフィス×地方創生」というテーマでトークセッションが行われます。ここでは、アートが企業文化や働く環境にどのような影響を与えるのかについて掘り下げ、建築とアートの融合によって生まれる新しい価値を探ります。
岩井美佳氏が紡ぐ物語
本展のアーティスト岩井美佳氏は、金沢を拠点に活動する染色家です。彼女の作品は布と色を通じて生命のしなやかさや記憶を表現しており、身近なモチーフからインスピレーションを得ています。展覧会初日には、新作《胞膜》シリーズが約10メートルにわたる壁面を彩り、オフィス空間のエネルギーを感じさせます。また、会期中には新作《Bouquets》シリーズが登場し、自然の移ろいを感じさせる展示が期待されます。
小松ウォールアイティの使命
小松ウォールアイティは、パーティションやドアの販売から施工、メンテナンスまでを手がける企業です。その企業理念の下、空間のデザインは人の思考や行動、関係性のデザインにもつながるとしています。社員が「働きやすさ」や「働きがい」を追求する試行錯誤を続け、新たなストーリーの創造を目指しています。このプロジェクトはまさに、企業、地域、社会との豊かな関係を築くための一歩となるでしょう。
結論
小松ウォールアイティの「アートオフィス『_ing』」プロジェクトは、アートがオフィス空間に与える影響を探る試みとして、今後の働く環境に新たなストーリーを加える重要な取り組みです。企業内外の新しい価値を見出し、アートが日常に寄り添う未来を探るプロジェクトに、ぜひご期待ください。