新潟県の国際調理製菓専門学校での特別授業
新潟県新潟市に位置する国際調理製菓専門学校では、2月17日から20日の間に新潟県すし商生活衛生同業組合による特別授業が開催されました。この取り組みにより、多くのすし職人が学校を訪れ、生徒たちに本格的なすしの技術を伝授しました。
日本の代表的な食文化である「すし」を維持・発展させるための努力を続けている新潟県すし商生活衛生同業組合は、さまざまな形態のすし店を支えています。本格的なすし文化を未来に受け継ぐことを目指し、この授業は特にシェフ学科や健康給食学科、カフェ学科、調理師学科の学生を対象に行われました。
授業では港すしの川上伸一料理長をはじめとする実力派のすし職人たちが熱心に指導し、特に「握りずし」や「巻きずし」の技術を学生一人ひとりに丁寧に教えました。
川上料理長は授業を通じて、優れたすし職人になるためには時間を効率的に管理し、常に自分の行動を逆算して考えることが不可欠であると強調しました。また、食材である生魚を扱うすし職人にとって、衛生管理がいかに重要かを学生たちに訴えました。これにより、料理全般に携わる者としても衛生管理の重要性を再認識させることができました。
実際に授業を受けたシェフ学科の藤田祥蔵さんは、「非常に勉強になりました。日本料理の技術を身につけて世界で活躍したいと考えています。この貴重な経験を生かして、2年生になったら始まる実習に臨みたいと思います」と感想を述べました。
■ 学校の特徴
国際調理製菓専門学校では、調理師免許を取得可能な「シェフ学科(2年制)」、「健康給食学科(2年制)」、「カフェ学科(2年制)」、「調理師学科(1年制)」、国家資格「製菓衛生師」を目指す「パティシエ学科(2年制)」、そして「栄養士」国家資格が取得できる「栄養士学科(2年制)」の計6学科を中心に教育が行われています。
特にシェフ学科は設立以来の人気を誇り、2年次には「日本料理総合コース」と「日本料理すしコース」を選択することが可能です。この特別授業を通じて多くの学生が日本料理のおすし文化を継承する意識を高めています。
国際調理製菓専門学校の概要
- - 設置学科: シェフ学科、健康給食学科(2025年度より健康調理学科に名称変更予定)、カフェ学科、調理師学科、パティシエ学科、栄養士学科
- - 所在地: 新潟県新潟市中央区古町通6番町935-1
- - 電話: 025-225-8805
- - ファックス: 025-225-8806
- - 公式HP
このように、国際調理製菓専門学校では、学生の食文化への理解と進路選択において重要な体験を提供し続けています。将来の日本の食文化を担う人材が育成されることに期待が寄せられています。