ペンタセキュリティとクロスパワーが強力なパートナーシップを構築
韓国ソウルを拠点とする情報セキュリティ企業、ペンタセキュリティ株式会社は、国内企業である株式会社クロスパワーと新たにパートナーシップ契約を結んだことを発表しました。この契約により、ペンタセキュリティが提供するAWS WAF向けの専門サービス「Cloudbric WMS」と、クラウド型WAFサービス「Cloudbric WAF+」がクロスパワーのサービスに組み込まれることになります。この取り組みにより、企業のサイバーセキュリティ対策がさらに充実すると期待されています。
背景にあるクラウド移行の現状
近年、企業のIT環境が急速にクラウドへと移行している中で、約60%の企業がAmazonのAWS(Amazon Web Services)を利用しています。このような環境の中、ペンタセキュリティは特にAWS WAFの運用に特化した「Cloudbric WMS」と、汎用性の高い「Cloudbric WAF+」を提供しています。これにより、専門的な知識やリソースが不足している企業でも、安心してクラウドセキュリティを強化することができるのです。
Cloudbric WMSの特長
「Cloudbric WMS」は、AWS WAFに特化した運用管理サービスです。高度な攻撃検知エンジンを搭載しており、顧客のニーズに応じたルール設定や新たな脆弱性への対応を行うことで、自社のセキュリティレベルを向上させることが可能です。さらに、24時間365日のモニタリング体制を整えているため、専門知識がなくても安心して利用できるのが大きな利点です。
Cloudbric WAF+の全貌
一方、「Cloudbric WAF+」は、日本、韓国、アメリカで特許を取得した企業向けのクラウド型WAFサービスです。このサービスは、WAF、DDoS攻撃の防止、SSL証明書の管理、脅威となるIPの遮断、悪質なボットの排除など、Webセキュリティにおいて必要不可欠な機能を網羅しています。これ一つで、様々なサイバー攻撃から企業をしっかりと守ることができます。加えて、マネージドサービスも付き、社内にセキュリティ専門家がいない企業でも手軽に導入・運用が可能です。
これからの展望
ペンタセキュリティのCEO、陳 貞喜氏は「このパートナーシップを通じて、より高品質なセキュリティサービスの提供を実現し、顧客の期待に応えていきます」とコメントしています。クロスパワーの代表、大江龍介氏も「AWSの導入から運用まで、一貫したサービスを提供し、サイバーセキュリティの分野で強みを発揮したい」と意気込みを語りました。これにより、両社は企業の安全対策に貢献し、顧客のビジネスを守る強固な体制を整えていくことを目指しています。
まとめ
ペンタセキュリティとクロスパワーの提携は、急速に進化するクラウド環境において、企業のセキュリティ対策を一段と強化する重要なステップとなるでしょう。このパートナーシップは、ただの契約にとどまらず、企業にとっての新たな価値を創出することが期待されます。サイバー攻撃がますます巧妙になる中、やはり信頼できるセキュリティサービスを選ぶことが重要です。