アイリスオーヤマが新たな電子黒板を発表
アイリスオーヤマが2024年11月19日より、Googleモバイルサービスを標準搭載した2機種の「電子黒板」を発売することを発表しました。この電子黒板は、教育施設やオフィスでの利便性を高めることを目的として設計されています。
GIGAスクール構想に基づく高まる需要
2019年12月から始まった文部科学省の「GIGAスクール構想」により、児童生徒1人に1台の学習端末が配備されることが推進されています。この背景には、教育のデジタル化を進める必要があります。この流れの中で、電子黒板などの大型掲示装置も新しい機器へと更新されており、需要が一層高まっています。故障端末の増加やバッテリーの寿命切れも影響し、これからの教育現場には新しいツールが求められています。
新型電子黒板の特長
今回発表された電子黒板は、以下の特長があります:
1. Googleモバイルサービスを標準搭載
この電子黒板には、Googleの各種アプリが標準装備されており、Google Playから多様な学習支援ツールをダウンロードし活用することができます。特に、教育機関で多く使用されているGoogle Workspace for Educationを利用することで、学習管理やドキュメント作成の質が向上し、授業の効果を一層高めることが期待されています。さらに、Google Playプロテクトにより、有害アプリへのアクセスを防ぐ機能もあるため、教育環境でも安心して利用できます。
2. ホワイトボード機能で新たな学びのスタイルを
「ホワイトボード機能」が搭載されており、手書き文字を自動でデジタルテキストに変換できます。この機能により、板書をきれいに残しつつ、書き込んだ内容をインターネットで検索しながら対話的に授業を進めることが可能です。さらに、ホワイトボード画面を最大4分割し、同時に複数の内容を書き込むことができるため、グループワークやチーム活動にも適しています。
3. 集中管理アプリによる効率化
オプション機能として提供される「集中管理アプリ」は、複数の電子黒板を一元管理すると同時に、遠隔操作を可能にします。メッセージや画像の送信、アプリのダウンロード・削除、電源のオフ・オンなどが行え、教育現場での効率的な管理に貢献します。
操作性とデザイン
新しい電子黒板は、直感的に操作できるデザインを採用しており、誰でも簡単に利用できることがポイントです。また、AIRGO CASTというアプリを使うことで、パソコンやタブレット、スマートフォンの画面をワイヤレスで共有することも可能です、最大9端末の画面を同時表示できるため、授業の幅がさらに広がります。
まとめ
アイリスオーヤマの新型電子黒板は、教育現場のニーズに応じた最新の技術を取り入れつつ、豊富な学習支援ツールを提供することで、より良い学びの環境の実現を目指しています。今後の教育に革新をもたらすこの新しい電子黒板に、ぜひ注目してみてください。