太陽光発電所向け盗難対策システム『Miterus』
東信電気株式会社が開発した「Miterus」は、太陽光発電所の盗難防止に特化したシステムです。特に、昨今の頻発する銅線盗難に対抗するために作られました。この度、大手警備会社がこのシステムを採用し、茨城県内のメガソーラー発電所に設置されたことが発表されました。
Miterusの特徴
「Miterus」は、エッジAIカメラと連携し、異常を検知した際に即座に威嚇行動を行う能力が特徴です。特に、高輝度の投光器(30000ルーメン)やパトランプスピーカーを使用して、現場で直接的な威嚇を実施します。これにより、現場の監視が強化され、盗難抑止に大いに寄与しています。
新たに設計された専用インターフェースを利用することで、既存の警備システム(監視カメラ、クラウド通信)との連携が可能となり、より効果的に異常を検知し、即時に対応する仕組みが整ったのです。実際に、設置されたのは茨城県の大規模な太陽光発電所で、その効果が期待されています。
既存システムとの連携で大幅な効果
このシステムの導入により、お客様の既存警備インフラを最大限に活用しつつ、特に夜間に発生するケースの盗難抑止において大きな効果を上げています。また、警備会社では、夜間の警備員による見回りを最小限に抑えつつ、持続可能な警備業務を提供できる体制が整いました。
このアプローチによって、警備員の安全を確保することができ、その貴重なリソースをより効率的に活用できるようになりました。
Miterusの今後の展開
東信電気は、今後もエッジAIカメラや各種デバイスを組み合わせた「Miterus」の標準モデルの提供だけでなく、他の事業者様のニーズに応じたカスタムモデルの開発も強化する方針です。さらに、防災システムとの連動による警報機としての利用も検討中で、皆様に安心と安全を提供することを目指しています。
展示会への出展も予定されており、2026年のSMART ENERGY WEEK【春】で「Miterus」が披露されるとのことです。これをきっかけにさらなる進化が期待されます。
会社概要
【会社名】東信電気株式会社
【所在地】神奈川県川崎市麻生区栗木2丁目6番4号
【設立】1950年3月4日
【代表取締役社長】遠藤俊洋
【事業内容】電気・電子機器の受託製造、開発、販売
【公式ウェブサイト】
東信電気株式会社
【Miterusの詳細ページ】
Miterus
このように、太陽光発電所向けの「Miterus」は、急速に進化する防犯技術の最前線で活躍しており、より安全な未来を築くことに貢献しています。