介護費用請求意識調査
2018-08-02 10:52:01
30代の介護費用請求意識が親世代より高い調査結果
介護と相続に関する世代間意識調査
相続税の申告を専門とする税理士法人チェスターが、30代から60代の男女444人を対象に行った意識調査の結果が発表されました。この調査は親の介護や相続に関する考え方や意識の違いを探るもので、特に印象的なのは介護費用を請求したいと考える割合が世代によって異なることが明らかになった点です。
介護費用の請求意欲の年齢差
調査結果によると、60代は他の年代に比べて介護費用の請求を希望する割合が少ないことがわかりました。具体的には、30代から50代の人々の約47%が「介護費用を請求したい」と考えているのに対し、60代になるとその割合は32.6%に減少します。これは、介護に対する考え方が年齢と共に変わることを示しています。
一方で、介護を実際に行っている人の割合は、年代が上がるにつれて増加しています。調査によると、30代では7.1%、40代8.0%、50代10.7%に対し、60代では23.4%と、親の介護に従事する人が多いことがわかります。これらの結果は、介護に対する期待や現実のギャップを如実に示しています。60代以上になると、介護の現実を受け入れる一方で、請求に対しては消極的な姿勢が浮き彫りになっています。
相続に関する意識の変化
特に注目すべきは相続分野での法改正が関係している点です。近年、介護を行っていた子供が親族に介護費用を請求できるようになったことで、世代ごとに請求したい金額に対する意識も変化しています。調査結果によると、請求したいと考えているのは30代で48.1%に対して、60代は35.4%に留まっていることが分かりました。また、「わからない」「状況による」「実費分を請求したい」といった回答も複数見られ、個々の事情に応じた考え方が色濃く反映されています。
世代間の考え方の違い
さらにQ3の調査では、どの世代も「お金がもらえるならプロに任せたい」という回答が最も多く、その次に「出来る範囲でやりたい」という考えが続きました。特に若い世代は、介護の負担を軽減したいという傾向が強く、年齢が接近するにつれてその思いは薄れていくことが伺えます。これに関しては、「介護=大変」という一般的な認識が影響していると考えられます。
この調査結果は、介護と相続に対する世代間の意識を探る非常に興味深いものです。さらに詳しいレポートは、税理士法人チェスターのウェブサイトで閲覧可能ですので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
会社情報
税理士法人チェスターは、相続税申告を専門に扱い、お客様に対する徹底したサービスを提供しています。豊富な経験を生かし、通常の税務調査で20%程度と言われる確率を、同社ではなんと約1%という低い数字に抑えています。また、同じグループに司法書士や弁護士も在籍しており、幅広い相続関連のサポートをワンストップで提供しています。
詳しくは、公式ウェブサイト(https://chester-tax.com)をご覧ください。
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