食材を活かした新感覚肌着、アングルがサステナブルな挑戦
創業から130年以上の歴史を持つ肌着ブランド「アングル」(株式会社フジボウアパレル、東京都中央区)が、未活用の食材を再利用したプロジェクト「FOOD TEXTILE」とのコラボレーションを開始します。この新たな取り組みは、環境にも肌にも優しい肌着を提供することを目的としています。2025年3月8日から、オンラインストアおよびPOP UPイベントを通じて、第1弾商品が発売されます。
自然素材と機能性の融合
アングルは、高品質な天然素材と優れた機能性を兼ね備えた製品を提供してきました。創業以来、素材選びから糸や生地の生産に至るまで徹底したこだわりを持ち続けています。さらに、環境問題への意識が高まる中で、持続可能な社会の実現に向けた新たな挑戦を行っています。
「FOOD TEXTILE」プロジェクトでは、規格外または未活用状態の食材から得た天然染料を用いて、肌着が製作されます。こうした取り組みは、食材をムダにすることなく、商品の価値を高めるものとなっています。
第1弾商品ラインナップ
新商品の第1弾として、4つのレディースアイテムがラインナップされます。これらのアイテムは、早春から夏にかけての季節に最適で、アングルのこだわりが詰まったデザインとなっています。色味は、奈良県五條市の梅の実を用いたアイボリーと、愛知県安城市の抹茶を用いたイエローグリーンの2種類が展開されます。
- - フードテキスタイル タンクトップ:税込5,280円(サイズ:M ~ LL、素材:綿100%)
- - フードテキスタイル 8分袖:税込5,940円(サイズ:M ~ LL、素材:綿100%)
- - フードテキスタイル タートルネック:税込6,380円(サイズ:M ~ LL、素材:綿100%)
- - フードテキスタイル レギンス:税込5,940円(サイズ:M ~ LL、素材:綿100%)
食材の再活用
梅の実は、農園で収穫時に傷や変形があるために販売できない規格外品を使用しています。これにより、甘酸っぱく優しい特性を持つ自然な染料が得られます。また、抹茶に関しては、日本産の碾茶を粉末にする際の副産物を利用し、再利用に繋げています。このように、自然の恵みを生かした製品作りが行われています。
POP UPイベントの実施
さらに、アングルは2025年3月8日から3月19日まで、代官山の蔦屋書店で特別なPOP UPイベント『130年の歴史、アングルのメリヤス展』を開催します。このイベントでは、アングルの肌着の魅力や歴史を体感できる機会が用意されています。
持続可能なファッションの未来
「FOOD TEXTILE」は、豊島株式会社が展開するプロジェクトであり、食品ロスの課題解決に向けての努力がなされています。アパレル業界を越えた取り組みとして、衣・食・住の全てのシーンに新たな価値を生み出しています。
アングルの製品は、時代が変わっても色褪せない品質を誇り、今なお国内で手作りされています。100%天然素材を使用しながらも、抜群の機能性を誇る肌着は、多くの世代にわたって愛されています。この新たなサステナブルな取り組みによって、アングルは今後も高品質な着心地を提供し続けていくことでしょう。