エコマーク認定基準の新設とセミナー開催
エコマーク制度は、日本において唯一のタイプI環境ラベル制度であり、持続可能な社会の実現を目指して1989年にスタートしました。去年、エコマークは30周年を迎え、環境配慮商品やサービスの認定を行う重要な役割を担っています。これまでに67分野、50,795の製品やサービスが認定され、その中には飲食店も含まれ、2,500以上の店舗がエコマークを取得しています。
新認定基準の概要
最近、持続可能な開発目標(SDGs)やパリ協定などの国際的な取り組みが注目を集めています。これを受けて、小売店舗やホテル・旅館の経営にも持続可能性や環境への配慮が求められるようになりました。そこで、現行の認定基準を見直し、2019年3月1日より新バージョンの認定基準が正式に導入されます。
新しい基準には、対象となる店舗や施設が拡大され、多様な社会問題への対応策が盛り込まれています。特に、SDGsや省エネ法のベンチマーク制度などの重要項目が基準として組み込まれ、チェーン展開を行っている店舗にとっても、一括審査が可能になるなど、柔軟な運用が期待されています。
セミナーの開催情報
この新しい認定基準の公表に伴い、全国8カ所でセミナーが開催されます。このセミナーでは、今後求められる環境経営の重要性や、食品ロス削減、プラスチック容器包装の削減といったトピックスが取り上げられます。さらに、新たに制定されるエコマーク「小売店舗Ver2」と「ホテル・旅館Ver2」についても詳しく紹介される予定です。
セミナー詳細
- - セミナー名: 「選ばれるお店の新基準」及び「選ばれるホテル・旅館の新基準」
- - 主催: 公益財団法人日本環境協会
- - 日程・会場:
- 札幌: 2月15日(金)
- 仙台: 2月13日(水)
- 東京: 2月1日(金)・2月4日(月)
- 名古屋: 2月6日(水)
- 大阪: 2月5日(火)・2月8日(金)
- 広島: 2月19日(火)
- 高松: 2月28日(木)
- 福岡: 2月20日(水)
- - 参加費: 無料
- - 参加申し込み方法: 詳細は公式ウェブサイトにて確認の上、メールまたはFAXでお申込みください。
このセミナーは、企業にとって必見の内容となっており、持続可能な経営を進めるための有益な情報が得られることでしょう。
エコマークを取得し、環境経営を強化するための第一歩として、ぜひ参加をご検討ください。
お問い合わせは、公益財団法人日本環境協会エコマーク事務局までお願いいたします。