岡山理科大学が受賞
2025-03-25 12:54:21

岡山理科大学が工学教育賞受賞決定!ロボコン教育で新たな人材育成に成功

岡山理科大学が工学教育賞を受賞へ



岡山理科大学情報理工学部は、2024年度の「第29回工学教育賞」業績部門での受賞が決定しました。この受賞は、同学部がロボットコンテスト(ロボコン)を通じて学生に与えてきた学びの機会や、人材育成の取り組みが高く評価された結果です。

工学教育への貢献



この賞は、日本工学教育協会が、工学教育の発展に寄与した業績を表彰するもので、岡山理科大学が同賞を受けるのは初めてのことです。同学部が重視しているのは、学生たちに「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」といった、社会人として必要な基礎力の育成です。

受賞式は、2023年8月27日に京都大学で開催される「工学教育研究講演会」において行われる予定です。この場で、岡山理科大学の取り組みがどのようにして社会に貢献しているのかが紹介されるでしょう。

実践的なロボコン教育



赤木徹也教授の指導の下、同学部では20年近くにわたり、実践的なものづくり教育に尽力してきました。学部の3分の1以上の教員がこの教育に関与しており、1年生は全員がロボコンの授業を受講します。また、2年生や3年生も、希望すればこのプログラムに参加できます。

このカリキュラムでは、入学直後の1年生がチームを組んでロボットを制作し、コンテストに参加することで初めての挑戦を経験します。学生たちは、競技を通じて「チャレンジすることの大切さ」を学びます。2年、3年生では、課題を解決するための協力が試され、締切に間に合うようにチームで取り組む姿勢が養われます。

学生の成長と成果



この取り組みを通じて、学生たちが直面するトラブルや課題は、彼らが成長するための貴重な経験となります。失敗はつきものですが、再挑戦の機会が提供されるため、学生たちは挫折を恐れずに成長することができます。このロボコン教育を受けた学生は、著しい成果を上げており、論文の投稿率や国際会議での発表回数が6倍に増加しています。

赤木教授は受賞に対して、長年の努力が評価されて非常に嬉しいと述べ、企業からの需要が高いエンジニアを育成する意義を強調しました。「多くの学生がロボコンを通じて自信を深め、企業の人と会話する際の強みとなっている」とその効果を語ります。

新たな挑戦



さらに、教授は時代に合わせてIoTやAIを取り入れた新たなロボコンの課題設定にも取り組んでいると述べ、岡山理科大学は今後も進化を続けていくことでしょう。ロボコンを通じた教育がどのように発展していくのか、今後の動向に注目です。

岡山理科大学のロボコン教育は、学生のキャリア形成だけでなく、社会全体にも良い影響を与えるものとして期待されています。

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