ONODERA USER RUNが宮崎県で特定技能外国人材マッチング支援事業を実施
2023年6月26日、株式会社ONODERA USER RUN(以下、OUR)は、宮崎県の「令和7年度特定技能外国人材マッチング支援事業」を受託し、介護サービス事業者向けの説明会を開催しました。この取り組みは、急速に進展する少子高齢化に伴う介護人材の不足を解消するための重要なステップです。
介護人材不足の深刻さ
宮崎県の公表によると、今後数年間で県内の介護職員が大幅に不足する見込みです。2026年度には約2,563人が不足し、2040年度にはその数が7,771人に達すると予測されています。この危機的な状況に対応するためには、特定技能外国人材の雇用を促進することが急務です。また、特定技能1号で働いている外国人介護人材は、2023年末には約427人に達する見込みで、今年は昨年の2倍以上の増加が見込まれています。
このような情勢を背景に、宮崎県では特定技能外国人材を介護業界に効果的に導入するためのマッチング支援事業をスタートさせました。これは、県内での就労を希望する外国人材と、受け入れを検討している介護施設との結びつきを強化するための重要な取り組みです。
「介護サービス事業者向け事業説明会」開催
今回の説明会には、多くの事業者が対面及びオンラインで参加し、特定技能外国人の受け入れに必要な準備について学びました。昨年度の事例も紹介され、実際の受け入れプロセスや雇用契約の流れについての理解が深まったことでしょう。
OURの代表取締役社長・加藤順氏は、"我々の目標は、宮崎県の介護施設が安心して特定技能外国人材を受け入れられるようにすることです。これからも、相談に乗り、入国後の生活支援まで、一貫したサポートを提供してまいります"と述べています。
独自の支援スキーム「OURストレートスルー」
OURは、外国人材の募集から無償教育、企業への紹介、生活支援に至るまで一貫して自社で行う独自のスキーム「OURストレートスルー」を展開しています。このシステムを活用し、特定技能外国人材が日本で安定して長期間働けるようサポートしています。
さらに、OURは過去4年間の経験を活かし、宮崎県の介護業界のニーズに応じた柔軟な対応を行っていく方針です。説明会の次回は今月中にもオンライン形式で開催される予定で、より多くの事業者に参加してもらうことを目指しています。
まとめ
ONODERA USER RUNは、特定技能外国人材の導入を通じて、宮崎県の介護業界の持続可能な発展に寄与しています。本事業は、単なる人材マッチングだけでなく、地域の介護ニーズに応じた総合的な支援を提供することで、地域社会全体の福祉向上に貢献する意義のあるものです。今後の展開に期待が寄せられています。