いえらぶパークが駐車場管理システムを導入
株式会社いえらぶパークが、小田急不動産株式会社に向けて、オンライン駐車場管理システム「いえらぶParking」のサービス提供を開始しました。この取り組みを通じて、駐車場業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)を進め、効率的な運営を実現することを目指しています。
背景と概要
小田急不動産が運営するこれまでの月極駐車場契約では、オンライン契約の導入が進められていましたが、「申込状況」や「稼働率」といった進捗状況を視覚化することや、満車時でもユーザーが空き室を待つ「順番待ち登録」が行える仕組みを整える必要がありました。これらの課題に対して、いえらぶパークの「いえらぶParking」が効果的な解決策を提供します。
「いえらぶParking」を活用することで、顧客対応履歴や申込状況が簡単に管理画面から確認でき、最新の空き状況や顧客情報を一目で把握できます。また、空き通知機能を導入することで、顧客が空き待ちの状態にある際のフォローアップ業務も、いえらぶパークが小田急不動産に代わって行います。これにより、どの月極駐車場にどれだけの空き待ち状況があるのかも把握できるため、市場分析ツールとしても役立ちます。
さらに、「いえらぶParking」サービスには、いえらぶパートナーズが提供する賃料保証サービスも付帯。これにより、入金確認や督促といった面倒な業務を削減し、小田急不動産の業務をスムーズに進行させる効果が期待できます。契約者の立場では、全ての決済をクレジットカードで行えるため、利便性が向上します。
今後の展望
現在、小田急不動産の駐車場業務は、東京や神奈川を中心に展開されており、2024年度内にかけて、いえらぶパークが全ての契約を一括で切り替えていく予定です。この移行により、包括的な管理が可能になり、未使用の駐車場を時間単位で貸し出す「リザパー」を活用することで、さらに稼働率の向上を図ります。
いえらぶパークと小田急不動産は、駐車場管理のDXを推進し、業務効率の向上を目指してさらなる協力関係を築いていく方針です。
いえらぶパークと小田急不動産のプロフィール
いえらぶパークは東京都新宿区に本社を置く企業で、駐車場関連の業務をDX技術を活用して改善することに取り組んでいます。2021年に設立された同社は、駐車場契約管理や決済システムの開発を行っています。小田急不動産は1964年に設立され、東京都渋谷区に本社を構え、地域の住まいに関わる幅広いサービスを展開しています。両者の連携により、今後の駐車場管理システムの進化が期待されます。