アンモニア燃料船対応清浄機
2025-08-04 11:50:52

三菱化工機がアンモニア燃料船向け潤滑油清浄機を認可取得

三菱化工機、アンモニア燃料船に対応した潤滑油清浄機を開発



三菱化工機株式会社が、一般財団法人日本海事協会(NK)から、アンモニア燃料を用いる船舶に搭載される潤滑油清浄機の検査証明書を取得しました。これにより同社の新たな技術革新が、未来の海運業界における温室効果ガス(GHG)削減に大きく寄与することが期待されています。

アンモニア燃料の必要性とメリット



近年、世界中で環境問題が深刻化する中、海運業界においても温室効果ガスの削減が強く求められています。従来の重油に代わり、アンモニアが次世代の燃料として注目を集めているのは、環境への負担が軽減されると考えられているからです。アンモニアはCO2を排出しないため、今後の海運業界での導入が進むことでしょう。

本機の開発背景と特性



三菱化工機は、こうしたアンモニア燃料の需要に応えるため、潤滑油清浄機の開発を進めてきました。従来の油清浄機を基に、アンモニアの特性を考慮した設計が施されています。これは、アンモニアが燃焼する際に潤滑油に混入するリスクを軽減し、運転の安全性も確保することを目的としています。

認可と今後の展望



今回の検査証明書の取得は、三菱化工機が船舶用油清浄機の分野で長年培ってきた技術を生かした成果です。同社は今後も、新しいエネルギー源であるアンモニアへの適応を進め、船舶の安全運航に努力していく方針です。これにより、脱炭素社会の実現に向けても積極的に取り組んでいくとのことです。

SDGsへの貢献



このプロジェクトを通じて、三菱化工機は持続可能な開発目標(SDGs)における複数の目標に寄与することを目指しています。具体的には、エネルギーのクリーン化(目標7)、産業と技術革新の基盤形成(目標9)、気候変動への具体的対策(目標13)、およびパートナーシップによる目標達成(目標17)です。

まとめ



三菱化工機の新しい潤滑油清浄機は、次世代の船舶燃料であるアンモニアに対応していることから、今後の海運業界において重要な役割を果たすでしょう。また、技術革新を通じて環境への配慮がなされることで、持続可能な未来に向けた一歩が踏み出されます。


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会社情報

会社名
三菱化工機株式会社
住所
神奈川県川崎市川崎区大川町2番1号
電話番号

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