全国初の来所型小児科オンライン診療が深谷市でスタート
埼玉県深谷市は、株式会社Kids Publicと連携し、全国初となる『来所型小児科オンライン診療』を2026年4月19日から本格的に実施します。この新しい診療モデルにより、日曜日や祝日の夜間における小児医療体制が充実し、こどもたちが急に体調を崩した際にも適切な医療を受けられる環境が整います。
小児科医不足への対応
近年、埼玉県北部地域では小児科医の不足が顕著になっています。深谷市もこの問題に直面しており、休日や夜間の医療体制を整備することが急務となっています。この新しい取り組みは、2025年に実施した試行的な診療での高い満足度を受けてのものです。アンケートでは、参加者全員がこのサービスの継続を希望する声が寄せられ、本格的なスタートにこぎつけました。
看護師のサポートによる安心感
『来所型小児科オンライン診療』では、深谷市役所に看護師が常駐し、体温測定などの基本的な診療補助が行われます。これにより、小児科医は看護師のアシストを受けながら、対面診療と同等の質の高い診療を提供できます。また、必要に応じて処方箋も発行されるため、医療の利便性が高められています。
受診者の声
試行時に受診した保護者からは、以下のような感想が寄せられました。
- - 「休み明けに混雑する小児科に行くのは、負担が大きいです。このサービスは本当に助かります。」
- - 「専門知識を持つ看護師がいることで、より安心して受診できると思います。」
- - 「看護師が事前に病状を把握して、医師に的確に伝える体制が効率的でした。」
- - 「夜間の予約制でスムーズに受診できる環境が、働く親にとって大きな助けになります。」
医療の新しい形を模索するKids Public
株式会社Kids Publicの代表、小児科医の橋本直也氏は、「少子化や小児科医不足という厳しい現状の中、『デジタルの利便性』と『対面の安心感』を融合した新しい医療の形を追求しています。この取り組みを通じて、地域医療を支える新たな選択肢を提案していきたい」と語っています。
来所型小児科オンライン診療の詳細
- - 対象: 深谷市在住の0~18歳のこども
- - 診療日: 日曜日、祝日
- - 診療時間・場所: 18時~21時・深谷市役所本庁舎3階相談室
- - 診療の流れ:
1. スマートフォンアプリから予約
2. 予約後、診療場所へ来場
3. 看護師による基本的な診察
4. 小児科医によるオンライン診察
5. 処方箋の発行
6. 薬局で薬を受け取る
- - 診療費: 利用者負担(こども医療費の助成あり)
深谷市について
深谷市は埼玉県北西部に位置し、歴史や文化、農産物の生産地としても知られています。渋沢栄一翁の故郷であり、市内には彼に関連した歴史的な施設も多くあります。また、特産の「深谷ねぎ」や「深谷牛」をはじめとした地域資源が豊富です。深谷市役所は、地域医療をより良くするための取り組みを進めており、将来的にはこのオンライン診療モデルを全国に広げることを目指しています。