河合塾グループ、世界の名門大学進学を目指しアゴス・ジャパンと提携

株式会社ＫＪホールディングスが運営する河合塾グループは、海外の名門大学進学を専門とするアゴス・ジャパンを傘下に迎え入れました。これにより、両者は互いのノウハウを活用し、幅広い層に向けた教育体制を強化します。

日本の高等教育は、時代の変化に伴い、国際的な人材が求められるようになってきました。文部科学省の統計によれば、2023年度には日本出身の留学生の数が約8.9万人に達しています。コロナ禍からの回復を受け、今後の留学需要が高まることが予想されています。また、政府は2033年までに日本の留学生数を50万人にすることを目指しており、この背景を受けて河合塾グループはアゴス・ジャパンとの提携を決定しました。

アゴス・ジャパンは設立から約二十年にわたり、名門校であるハーバード大学やスタンフォード大学、ケンブリッジ大学への進学支援を行っており、多くの成功事例を持っています。これまでに、1万件以上の進学合格実績があり、特にTOEFLやIELTS、SAT、GMATなどの試験準備だけでなく、志望理由書や面接対応を含む総合的なサポートを提供しています。

河合塾グループは今年度から、国内の難関大学への受験指導において優れた評価を得ており、アゴス・ジャパンと協力することで国内外問わず、多様な進路を支援する体制を整えます。そのためには、個々の進学希望者に合ったきめ細やかな指導が必要です。これにより、国際的に活躍できる人材を育成し、グローバル市場での競争力を強化します。

河合塾グループは約10万人もの多様な進路を持つ学生をサポートしており、アゴス・ジャパンとの強力な提携によって、一人ひとりの進路実現の実現を目指しています。これにより、高校生から社会人まで幅広い年齢層に対して、海外大学への進学の道を開くことが期待されています。

両社は、過去に「AGOS×K」としての連携を経て、今回のグループ化を果たしました。高校生向けの特別コースを開設し、国外大学進学へのニーズに応えてきた経験が生かされるでしょう。

これからの時代においては、国際的なビジネスや社会活動において、多様な価値観を理解し、国を越えたコミュニケーション能力が求められます。河合塾グループとアゴス・ジャパンは、それぞれの強みを最大限に活かし、共同でグローバル人材の育成に取り組むことで、新たな教育の形を創造していくことでしょう。

教育の変化に対応した新しい学びの場が、これからの学生たちにとって重要な役割を果たします。両社はこの新たな挑戦に向けて、引き続き成長していく姿勢を見せています。