自然保護大賞2024
2024-10-17 16:24:24

「日本自然保護大賞2024」受賞者が明らかに!生物多様性を守る活動が評価される

「日本自然保護大賞2024」受賞者が決定


日本自然保護協会は、自然保護や生物多様性の保全に貢献した活動を称える「日本自然保護大賞2024」の受賞者を発表しました。今回は全国から87件の応募があり、審査の結果、以下の団体が栄誉を受けることとなりました。

大賞受賞者一覧


保護実践部門


公益財団法人 阿蘇グリーンストック(熊本県)
受賞テーマ:「千年続いた阿蘇の草原を次世代に~野焼き支援ボランティアとともに歩んだ25年~」
阿蘇地域の広大な草原を保持するため、都市のボランティアや企業と連携し、地域住民をサポートする活動を25年にわたり続けています。ボランティアは年に2000人超となり、その活動はオール九州で広がっています。

教育普及部門


蕨ひがし自然観察クラブ・蕨市立東公民館(埼玉県)
受賞テーマ:「クマゼミから学ぶ『わたしの SDGs』」
こちらの団体は、クマゼミの増加を調査しながら、地域の子どもたちに地球温暖化を意識させる活動を行っています。特に夏休みには、毎年同じ手法でセミの抜け殻を調べる体験が行われており、その活動はSDGs関連事業にも採択されています。

子ども・学生部門


高川学園中学高等学校科学部オオサンショウウオ班(山口県)
受賞テーマ:「甦れ!本州西端のオオサンショウウオ」
2006年より、山口県内の河川でオオサンショウウオが生息することを確認し、環境調査を経て生息地の復元に繋がっています。学生の主体的な取り組みにより、保護活動が具体化してきました。

特別賞


沼田眞賞


重井薬用植物園(岡山県)
受賞テーマ:「身近な自然を守り残すために~重井薬用植物園の自然保護活動~」
1964年から続くこの活動は、絶滅危惧植物の保全のために広範な取り組みを行っています。特に地元の市民と共に自然環境の保全活動を進めています。

選考委員特別賞


山のトイレを考える会(北海道)
受賞テーマ:「大雪山国立公園の山岳トイレ問題解決に向けた取り組み」
高山植物の保護を課題にしつつ、登山者による排泄物の問題解決に向けた具体的な活動が評価されました。

選考委員特別賞


NPO法人 暮らし・つながる森里川海(神奈川県)
受賞テーマ:「プロジェクト「子どもが元気、生きもの元気、地域が元気」の実践活動」
地域の自然と子どもたちを結びつける活動を行い、自然体験の大切さを伝えています。

入選者


また、6団体が入選として、さまざまな自然保護活動が評価されました。これにより、多様な地域での保護活動が明らかになり、持続可能な未来に向けての取り組みが継続されています。

日本自然保護大賞の意義


「日本自然保護大賞」は、地域の課題に対して、多様な立場から自然保護活動を行っている団体を表彰し、それによってさらなる活動の活性化を図ることを目的としています。団体の受賞は、社会での意義ある取り組みを広め、SDGsの達成に向けた重要なステップです。
受賞式は各活動場所で行われる予定で、具体的な日程等は事務局までお問い合わせください。

結論


日本全体での自然保護への意識が高まるなか、受賞した団体の活動が多くの人々に知られることが期待されます。今後こうした活動が地域社会全体に広がることで、持続可能な自然環境の確保が進むでしょう。


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会社情報

会社名
公益財団法人日本自然保護協会
住所
東京都中央区新川1-16-10ミトヨビル2F
電話番号
03-3553-4101

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