暗号資産の口座開設、5人に1人が途中で悩む現実とは
株式会社Claboが実施した調査によれば、暗号資産取引所の口座開設において、多くの利用者がさまざまな不安や困難に直面していることが判明しました。この調査では、508名の経験者を対象に「口座開設プロセスにおけるつまずきと心理的不安」を検討しました。その結果、口座を「スムーズに完了できた」と答えたのはほんの14.2%にとどまり、5人に1人は「途中でつまずき、時間がかかった」と回答しています。
調査の背景と概要
調査は2026年2月24日に行われ、対象者は現在も暗号資産に投資している国内在住の男女で、有効回答数は508名です。調査の結果、口座を開設した経験者の約57.9%が口座を開設しており、その中でも「現在も利用している」層は35.8%、また「開設したが利用していない」層は16.5%という結果が出ています。さらに、開設を途中でやめた人も5.5%存在し、これらの数字は暗号資産市場にまだ成長の余地があることを示しています。
開設プロセスの心理的なハードル
調査では、口座開設のプロセスがいかに複雑であるかが明らかになりました。ユーザーは、申込フォームへの入力や本人確認書類の提出、審査待ちの時間など、各段階でつまずく可能性があるといわれています。実際に、294名にアンケートを行ったところ、14.2%の人がスムーズに完了できたと回答した一方で、20.1%の人が「途中で時間がかかった」と苦痛を訴えています。また、54.3%のユーザーが何らかの困難を経験したことを認識しています。
主なつまずきポイント
ユーザーが特に困難に感じた点について、調査の結果、次のようなつまずきポイントが挙げられました。
- - 審査にかかる不安(12.4%): 審査プロセスがどれだけ時間がかかるのかの情報不足により、多くのユーザーが不安を感じていました。
- - 本人確認書類の撮影不備(9.6%): 技術的なハードルによって、撮影やアップロードがうまくいかないといった問題が報告されています。
- - 入力項目の多さ(9.4%): 必要な情報が多く、ユーザーにとって負担が大きい傾向が見受けられました。
心理的な不安
口座開設時に感じた心理的な不安についての調査でも、以下のポイントが挙げられています。
- - 取引所の安全性(14.4%): 利用者は、どの取引所が安全か判断する自信を持てず、不安を抱くことが多いです。
- - 詐欺やトラブルの懸念(13.4%): 特に初心者は、詐欺に巻き込まれるリスクを強く懸念しています。
- - セキュリティ対策への不安(12.0%): 個人情報の漏洩やアカウント乗っ取りといったリスクに対する懸念も多く見られました。
情報収集の重要性
ユーザーは口座開設前にどのような情報を収集しているのかという点も重要です。調査の結果、最も多い情報源は「ニュースサイト」(12.8%)、次いで「SNS」(12.2%)、そして「専門メディア・ブログ」(10.8%)となっています。これらの情報源は特に未経験者にとって、重要な判断材料であることが示されました。
正しい知識と透明性の重要性
この調査を通じて、ユーザーは暗号資産に対する正しい知識を持つことの重要性を認識強化していることが浮き彫りになりました。取引所はユーザーにリーチするためにも、プロセスの透明性を高め、簡単に理解できる情報を提供することが求められています。
未経験者が安心して口座を開設できる環境整備が、今後の市場成長に不可欠と言えるでしょう。
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本レポートは情報提供を目的としています。暗号資産投資にはリスクが伴い、投資判断は自己責任で行ってください。