ファッション業界に新たな風を吹き込む「マーガレット・ハウエル」が、独自の新素材「Brewed Protein™ fiber」を利用したアイテムを発表します。これは、株式会社TSIホールディングスが運営するブランドで、10月5日(土)から、直営店舗と公式オンラインストアにおいて、特別に展開されます。
このコレクションの特徴は、Spiber株式会社(山形県鶴岡市)が開発した「Brewed Protein™ fiber」を基にした製品である点です。この新素材は、植物由来のバイオマスを原材料としており、微生物を用いた発酵プロセスで製造されています。
そのため、カシミヤやウールなど既存の繊維と比較して、製造工程における水の使用量や温室効果ガスの排出を大幅に減少させることができ、より環境に配慮したサステナブルな選択肢として注目されています。
マーガレット・ハウエルの新コレクションは、ソフトでボリューミーな風合いが目を引き、ダークブルー系のトワイライトカラーを基にしたデザインが特徴です。ウィメンズラインには、サドルショルダーを取り入れ、太めの襟リブと袖リブをあしらったシンプルなプルオーバーニットが展開されており、メンズラインでは、リラックスフィットのロールネックスタイルを採用しています。
具体的な商品名としては、「WOOLEN YARN KNIT」があり、ウィメンズが37,400円、メンズが38,500円という価格で販売されます。サイズ展開はウィメンズがⅡ、メンズがMとなっています。シンプルながらも洗練されたデザインは、普段使いから特別な場面まで幅広く対応できるでしょう。
Spiber社は、2007年に設立され、持続可能なウェルビーイングと環境問題の解決に向け、プロテイン繊維の開発を行っているバイオベンチャー企業です。同社は、新素材の開発を通じて、ファッション業界においても環境に優しい選択肢を広げています。これにより、消費者はスタイルを楽しみながらも、環境に配慮した選択をすることができます。当コレクションは、そのような新しい価値観を提供する一歩となることでしょう。
新たに市場に投入される「Brewed Protein™ fiber」製品は、これまでのファッションへのアプローチを変える可能性を秘めています。マーガレット・ハウエルの新しいコレクションには、環境への配慮とともに、スタイリッシュなデザインが融合しており、今後の展開にも期待が寄せられています。