白馬村のGHG算定
2025-04-15 11:46:30

白馬村が国際標準GHG算定ガイドラインを導入し温室効果ガス排出量を算出

白馬村が国際基準のGHG算定を実施



白馬村は、株式会社Zeveroと協力して「はくば脱炭素アクション」の一環として、2024年度の温室効果ガス(GHG)排出量を国際的なガイドライン「GPC」に基づいて算定しました。これにより、白馬村は持続可能な地域づくりに向けた一歩を踏み出しました。

GPCとは何か?


「Global Protocol for Community-Scale GHG Emission Inventories」(GPC)は、自治体がGHG排出量を算定し報告するための国際的な標準です。このプロトコルは、WRI(世界資源研究所)、C40都市気候リーダーシップグループ、およびICLEI(地方自治体のための持続可能性イニシアチブ)の3団体によって共同開発され、世界中の自治体で活用されています。

白馬村のGHG算定結果とは?


今回の算定では、2024年度の4月から12月までの9か月間のGHG排出量が算出されました。結果は次のとおりです:
  • - 固定エネルギー:36,793.000 t-CO₂ eq
  • - 廃棄物:52.283 t-CO₂ eq
  • - 運輸:17,831.000 t-CO₂ eq
  • - 合計:54,675.283 t-CO₂ eq
この算定は、白馬村が掲げる「世界水準のオールシーズンマウンテンリゾート」のビジョンに基づき、国際的な基準で評価されることを目的としています。

ゼロカーボンロードマップとの関連


白馬村が策定したゼロカーボンロードマップには、GHG排出量の基準年(2016年)と目標年(2030年、2050年)の排出目標が明記されています。今回の結果を基に比較を行ったところ、2024年の合計GHG排出量は2016年に対して約39%の減少を記録しました。今後、12か月の実績値を用いてより詳しい分析が進められる予定です。

今後に向けた取り組み


今回のGHG算定に関しては、算定期間の9か月間の実績を12か月間に推計するため、冬季のエネルギー使用量が増大する12月の実績値を基に調整が行われました。また、GPCの「BASIC」レベルを採用したため、森林吸収値は考慮に入れていません。そのため、GHG排出量の参考値は以下の通りです:
  • - 基準年(2016年):143,369 t-CO₂ eq
  • - 目標年(2030年):57,339 t-CO₂ eq
  • - 直近年(2024年):87,516 t-CO₂ eq

このように、白馬村はこの取組を通じて、持続可能な地域社会の実現に向けた重要な歩みを進めています。株式会社Zeveroは、企業のネットゼロ実現を支援するために、炭素会計および脱炭素化プラットフォームを提供し、GHGの可視化と削減へ向けた具体的なアクションを支援しています。

お問合わせ先


  • - 株式会社Zevero
担当:藤井 友香
E-mail:[email protected]

  • - 白馬村役場 総務課
担当:(課長)田中 克俊、(係長)田中 元気、(GX統括監)白濱 雄太
電話:0261-72-7002(直通)
FAX:0261-72-7001
E-mail:[email protected]

まとめ


白馬村は国際的なGHG算定ガイドラインを採用することで、持続可能な地域づくりに向けての基盤を確立しました。今後のデータ収集と分析の結果がどのように具体化していくのか、その動向に注目が集まります。


画像1

画像2

会社情報

会社名
株式会社Zevero
住所
東京都港区赤坂8-4-14青山タワープレイス8階
電話番号
03-4500-0887

関連リンク

サードペディア百科事典: 長野県 白馬村 GHG算定 Zevero

Wiki3: 長野県 白馬村 GHG算定 Zevero

トピックス(ライフスタイル)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。