AIスタートアップが加賀市に誕生!
加賀市に新たな風を吹き込む、革新的なAIスタートアップが誕生しました。アメリカの航空宇宙局、NASAでシニアエンジニアを務めていたジョージ・ゴロスペ氏が2024年11月15日に設立した「FutureReady Education株式会社」は、デジタル教育の新たな形を提示します。
会社設立への道のり
ジョージ氏が加賀市との関わりを持ち始めたのは2019年、加賀市で開催された「加賀ロボレーブ国際大会」がきっかけでした。その後、2020年からはNASAの「STARRプロジェクト」において、市内の高校生にAIロボティクスとプログラミングを教える講師としての活動を始めます。このプロジェクトは、高校生たちの自律制御プログラミングを通じて、優秀な人材の早期育成を図るものです。
2023年10月には、加賀市の人材育成アドバイザーに任命され、2024年の同大会の10回目の節目に合わせて、自身の会社設立を決意します。アメリカ国外からの起業を支援する一環として、加賀市は「e-加賀市民制度」を導入。これにより、外国人起業家であるジョージ氏はオンラインでの準備を進め、加賀市の「開業ワンストップセンター」を利用してスムーズに会社設立にこぎつけました。
会社概要と提供サービス
「FutureReady Education株式会社」は、石川県加賀市大聖寺八間道65番地に本店を置く企業で、以下のような事業を展開することを目指しています。
1. デジタルに関する教育プログラムの企画及び実施
2. 各種イベントやコミュニティの企画及び運営
3. 起業家の教育及び育成
4. ベンチャー企業に対する投資及びコンサルティング
このような多岐にわたるサービスを通じて、地域の人材育成や新たなビジネス機会の創出を図っていく予定です。
加賀市がもたらす恩恵
加賀市は「関係人口の創出」をテーマに、様々な取り組みを行っています。「e-加賀市民制度」はその一環として、ネット上での市民登録を可能にし、観光やワーケーション、さらには多拠点生活を通じて市の魅力を発信します。
この制度により、ジョージ氏のような外国人起業家が加賀に居ながらもスムーズにビジネスを開始することが可能となりました。また、e-加賀市民はオリジナルNFTを取得できるため、お得な宿泊プランや市内店舗での特典も受けられるなど、地域とのつながりを深められる仕組みが整っています。
未来への展望
ジョージ氏は、AI技術の進展を通じて加賀市をより魅力的な地域に育てることを目指します。地元の若者たちへ向けた教育プログラムだけでなく、起業家としての経験を活かした育成支援も行っていく予定です。
未来の技術を身につけた人材たちが加賀市から誕生し、地域の活性化につながることを期待しています。今回のスタートアップ設立は、加賀市の新たな成長の一歩といえるでしょう。