鹿島市高校生広告課の始まり
佐賀県の鹿島市では、地域の魅力を引き出し、さらには鹿島のファンを増やすための新しい取り組みが始まります。2025年夏、鹿島市の高校生を対象にした『鹿島市高校生広告課』が設立されるということで、さまざまなアクションを通じてこの市の素晴らしさを伝えるプロジェクトです。
市長の松尾勝利氏のもとで進められているこの企画は、ただの広告活動ではなく、地域のシビックプライド(市民の自尊心)を育むことを目指しています。具体的には、情報発信を通じて人々が鹿島市に興味を持ち、自発的に地域に関わるきっかけを提供することが重要視されています。
高校生広告課の概要
この『鹿島市高校生広告課』の活動は、大きく分けてワークショップと実践の2つのフェーズで構成されています。
1.
ワークショップ(8月〜11月)
前半では、地元企業やプロクリエイターによる指導が行われ、広報やデザインの基礎が学べます。高校生たちは具体的なスキルを身につけながら、地域の魅力をどう発信するかを考える貴重な体験をすることができます。
2.
実践(12月〜2月)
後半では、学んだ知識を活かして、ポスターやSNS投稿を用いて実際に鹿島市の魅力を広める活動が行われます。ここでの経験は、高校生たちの自信へと繋がり、地域への愛着を深めることに繋がるでしょう。
参加条件と募集情報
プロジェクトに参加したい高校生は、鹿島市および周辺地域に住むことが条件です。定員は約15名で、応募者が多い場合は選考も行われます。活動期間は2025年8月から2026年3月で、実質的な活動は8月から1月まで行われます。参加費用は無料ですが、交通費は自己負担となります。
応募はWebサイトのENTRYフォームを通じて行うことができ、締切は2025年8月10日(日)の23:59です。
地域貢献とコミュニティ活性化
この高校生広告課が目指すのは、地域内外に対して共感を広げることです。シビックプライドの醸成を図り、広報活動を通じて、鹿島のファンを増やす取り組みは、若い世代の視点から地域の魅力を発信する新たな試みとなります。鹿島市では、地域資源を最大限に活用した賑わい作りやコミュニティの活性化が期待されています。
繰り返しになりますが、鹿島市は2024年に市制施行70周年を迎え、新たな取り組みを通じて多くの人にこの地域の魅力を知ってもらいたいと願っています。地元の米、みかん、海苔養殖や地酒の文化も含め、さまざまな魅力を高校生たちの手で広げ、その成果を地域全体で享受できるような未来を描くことを目指しています。
このように、鹿島市高校生広告課の設立は地域の未来に向けた大きな一歩となることでしょう。参加する高校生たちがどのような活動を通じて鹿島の魅力を伝えていくのか、今から期待が高まります。