新刊書籍『未来の授業』のご紹介
2023年12月26日、株式会社宣伝会議から新たな書籍『未来の授業 SDGs×ライフキャリア探究BOOK アレックス、楽しく歩きたくなるまちを考える編』が発売されます。この書籍は、身近な課題をテーマにSDGs(持続可能な開発目標)を理解し、学べる内容となっており、特に小学生から高校生までの幅広い世代に向けて設計されています。
本書の背景と目的
本書は、2030年以降のより良い未来を築くため、次世代を担う子どもたちが社会問題に関心を持ち、アクションを起こすことを促す意図で制作されました。特に本書の第7弾では、「移動」と「交通」を通じて、まちづくりの重要性に焦点を当てています。これにより、学びながら子どもたちが未来を形作る可能性を考えさせる作品となっています。
監修を務める佐藤真久氏(東京都市大学大学院 環境情報学研究科 研究教授)は、この書籍が学習を通じた行動や協働を支える重要性を指摘しています。これまでの教育における「キャリア」という概念を拡張し、生涯にわたる学びや生き方を探究することの意義が語られています。
内容と特徴
『未来の授業』シリーズは、全国の学校に広く展開され、多くの授業で教材として使われています。本書も約3万5000校に献本される予定です。教育機関や企業の研修でも数多く採用されていることから、その実用性が伺えます。特に注目すべきは、以下の内容です:
- - 物語を通じた学び:4人の登場人物がSDGsについて体験し教訓を得るストーリーが展開され、読者が感情移入しやすい構成になっています。
- - 社会課題とSDGsの関連付け:書籍では17のSDGsを日本の社会で直面する課題と関連付けて詳しく説明し、具体的な企業やNPOの取り組みを紹介しています。
- - 多彩な学習スタイル:漫画を交えたコンテンツにより、さまざまな学習スタイルを持つ子どもたちにも親しまれる内容となっています。
ライフキャリアとSDGs
本書でいう「ライフキャリア」は、職業としての活動に限らず、自分の生活全般や社会での役割を含む広い概念です。子どもたちはこの本を通じて、趣味や地域活動なども含めた多様な役割を学び、自身の未来へ役立てることが求められます。登場人物たちがSDGsの基本から、どのように自らのライフキャリアに結び付けていくのかが描かれています。
学校・教育機関への提案
教育関係者には、本書を授業やキャリア学習の教材として活用していただくことを強く推奨します。最後に、教材としての有効な使い方についても紹介されており、その多様な視点からSDGsを学ぶ機会を提供します。
過去の『未来の授業』シリーズは、2019年の第1弾から累計で28万部を超える発行を記録しており、今回のリリースもその成功を受け継いだ形となります。全国書店やオンライン書店での購入が可能ですので、ぜひ手に取ってみてください。
お問い合わせ先
書籍や教育教材に関するお問い合わせは、株式会社宣伝会議の書籍編集部までご連絡ください。これからの子どもたちが、より良い未来を築くための一助となることを願っています。