PoliPoliとPijar財団が共同で未来を切り開く
株式会社PoliPoli(東京都千代田区)とインドネシアの非営利団体Yayasan Pijar Masa Depan(Pijar財団)が、新しい共同プロジェクト「FutureGen for Change」を立ち上げました。このプロジェクトは、主に東南アジアにおける社会課題の解決を目指しています。47団体からの応募の中から選ばれた25団体には、資金と実証実験の機会が提供されることになっています。
プロジェクトの概要
「FutureGen for Change」とは、ヘルスケアや気候変動など、さまざまな社会課題に立ち向かうスタートアップやNPOを支援することを目的としています。これらの団体は、問題解決に向けた革新的なテクノロジーやアイデアを展開し、その成果を地方自治体での実証実験を通じて確認することを計画しています。
選ばれた団体には、Daurulang.idやSocialwellbeing.idなど、さまざまな革新を目指す組織があり、日本からもメロディ・インターナショナル株式会社とJOYCLEが参加しています。
メロディ・インターナショナルの取り組み
メロディ・インターナショナルは、妊婦と赤ちゃんの健康管理を支援するプラットフォーム「Melody i」を提供しています。このアプリは、個々の健康データをモニタリングすることで、発育阻害率が高いインドネシアにおける問題の解決を目指しています。
JOYCLEのアップサイクルプラント
JOYCLEは、小型IoTアップサイクルプラントを設置し、廃棄物の熱分解による資源化を図ります。インドネシアでは廃棄物管理が困難で、大規模な処理施設が逼迫していますが、このプランにより分散型での廃棄物処理が実現できると期待されています。
プロジェクト実施の流れ
このプロジェクトは、2023年にASEAN友好協力50周年に関連するイベントで正式に発表される予定です。選ばれた団体は、ブートキャンプや戦略的ビジネスマッチングを含む研修に参加し、様々な専門家や投資家との交流を図ります。具体的なスケジュールは以下の通りです。
- - 2月24日〜3月21日:研修、自治体とのビジネスマッチング
- - 3月24日〜3月29日:自治体へのプロポーザル提出
- - 4月17日:計画プレゼンテーション・実証実験の6団体選出
- - 4月21日〜7月5日:インドネシアのパートナー都市での実証実験
政策提言へと展開
プロジェクトによる成功事例を基に、取り組みは都市、地域、国家レベルへと段階的に拡大していく予定です。最終的には、得られたデータと成果をもとに、政策提言を行い、社会課題に対する具体的な解決策を提示します。
このプロジェクトは、PoliPoliの寄付基金『Policy Fund』とPijar財団の寄付金を利用して支えられています。また、企業経営者の村松吉則さんが寄付者として賛同の意を示してくれています。
未来の展望
選ばれた団体は、5月以降に自治体との連携を強化し、成果を評価・分析することで、証拠に基づく政策提言を公開予定です。これにより、持続可能な社会の実現を目指す取り組みが進行していきます。
プロジェクトの詳細情報は、
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