フォトラクション、東京都で支援企業に選定
株式会社フォトラクションが、東京都が運営する「スタートアップ・エコシステム東京コンソーシアム」の「ディープ・エコシステム」支援企業に選ばれました。この取り組みは、東京が世界一のスタートアップ都市を目指す中で、新しい産業の創出に貢献することが目的です。
フォトラクションは、建設業向けにBPaaS(SaaS + AI-BPO)を提供しており、「建設の世界を限りなくスマートにする」というミッションのもと、業界の生産性向上をサポートしています。現在、建設業界は深刻な人材不足といったさまざまな課題に直面しており、フォトラクションは「ディープ・エコシステム」支援を通じて、これらの課題解決に取り組むことを目指しています。
スタートアップ・エコシステム東京コンソーシアムとは?
東京都はスタートアップの創出と成長を支援するために、「スタートアップエコシステム東京コンソーシアム」を設立しました。これにより、産学官連携によるサポートを促進し、多様な業種や企業が集まる環境を整えています。コンソーシアムは2020年1月に設立されたもので、東京の特性を生かしたスタートアップ育成のプラットフォームとして機能しています。この取り組みでは、企業、経済団体、大学、研究機関、ベンチャーキャピタル、自治体などの広範なネットワークを利用して、スタートアップを支援します。
ディープ・エコシステムとは?
「ディープ・エコシステム」は、特に成長が期待されるスタートアップを選抜し、集中的に支援するプログラムです。この支援により、国内外のベンチャーキャピタルや機関投資家との連携を強化し、選定された企業の成長を後押しします。これにより、新たな価値を創出し、ユニコーン企業の誕生を促すことが目指されています。
フォトラクションの活動
フォトラクションは、建設現場での情報管理を効率化するためのアプリケーションを開発しています。このアプリは、現場で使われる写真や図面を集中的に管理し、施工計画の進行をサポートします。また、データ入力作業などのアウトソーシングを提供する「建設BPO」サービスを通じて、現場の業務効率を向上させる取り組みも行っています。これにより、建設現場の負担を軽減し、業務の生産性を高めることを目指しています。
代表取締役の中島貴春氏は、「私たちのサービスを通じて、建設業界の課題を解決し、効率的な作業環境を提供できることを嬉しく思います」と述べています。また、フォトラクションは、オンラインでの情報管理の重要性が高まっている中、クラウド経由でのサービス展開を進めています。
結論
フォトラクションが東京都の「スタートアップ・エコシステム東京コンソーシアム」支援企業に選ばれたことは、建設業界の生産性向上に向けた重要なステップです。今後も、この取り組みを通じて、よりスマートな建設現場の実現を目指していくでしょう。これからの動きに期待が寄せられます。