新発田建設の新たな挑戦！高校生に建設の魅力を伝える現場体験授業

新発田建設が若者に向けた新たな教育の試みを開始

新発田建設株式会社は、新たに開設した実物大モックアップで、高校生向けの現場体験授業を実施しました。この取り組みは、県立新発田南高校の建築工学科に通う2年生を対象としており、2025年11月10日に行われました。新発田建設は、「次の時代に選ばれる建設業を地域で育む」という理念のもと、若者たちに建設業の魅力を知ってもらおうとしています。

実体験を通じての学び

授業では、建設の基礎知識や施工手順についての説明がなされ、実際のモックアップを用いて鉄筋や型枠、コンクリートの構造を見て触れる体験が提供されました。このような体験を通じて、生徒たちは建設現場で求められる視点や思考方法を体得することができたのです。

新発田建設の「生産システム室」が中心となり、現場社員と協力してモックアップ専用の検査表を作成したことも特徴的でした。これにより、生徒たちがリアルな建設の仕事に直接触れられる環境が整えられました。

生徒たちの実感

参加した生徒たちからは、現場体験を通じて得た貴重な意見が寄せられました。「実際の現場に合わせた工法の調整があり、教科書からは学べない内容もありました」といった声や、「鉄筋の重さを実際に感じ、自分が普段生活する学校や建物の内部構造を実感することができた」との感想も。また、鉄筋とコンクリートの互いの強みを補い合う関係に興味を持った生徒もいたことから、「見て・触れて・考える」ことで、建設業への理解が深まった様子が伺えました。

地域全体での育成を目指す

今後、同社はこの研修スペースを社員教育だけでなく、地域の学校や若手技術者向けの研修の場としても活用する方針です。そして、建設業に興味を持つ高校生や学生へのさらなる学びの場を提供すべく、見学や授業の受け入れを拡大していく予定です。各教育機関からの要望にも積極的に応じ、地域全体で「次の時代に選ばれる建設業」の育成に取り組む考えです。