オルターブースとJFrogが力を合わせる
株式会社オルターブースが、ソフトウェアサプライチェーン管理のリーダーであるJFrog Ltd.との戦略的パートナーシップを確立した。この提携は、双方の技術的な専門知識を生かし、企業における理想的なDevOps環境の構築を推進することを目的としている。
戦略的パートナーシップの背景
オルターブースは、GitHubおよびMicrosoftの公式パートナーとして、その豊富な導入実績を背景に、特にAIプラットフォームでの開発環境において強みを持っている。これに対し、JFrogは、ソフトウェア開発のあらゆるアーティファクトを管理するための高性能なプラットフォームを提供しており、日本国内においても多くの企業に導入されている。
新たなパートナーシップの締結により、オルターブースはJFrog製品の公式販売パートナーとなり、今後、より多様なサービスを顧客に提供できるようになる。また、両社が持つ専門技術を活かした包括的なトレーニング、コンサルティングサービスも展開する計画がある。
AIおよびDevSecOps環境の強化
この提携により、特にAIや機械学習モデルの開発(MLOps)やセキュリティを重視したDevSecOpsの環境構築においてメリットが期待される。オルターブースが提供するDevOpsソリューションとJFrogのソフトウェアサプライチェーン管理を組み合わせることで、リスク管理の高度化や開発スピードの向上が図られるだろう。
企業の開発力を高める共同プロジェクト
今後オルターブースとJFrogは、共同でセミナーやワークショップを開催し、企業や開発者に向けた導入提案を行う予定だ。これにより最新の技術情報やベストプラクティスを共有し、ソフトウェア開発の効率化を図ることができるはずだ。
JFrogの代表であるAlex Wang氏も、「オルターブースとのパートナーシップは、顧客に新たな価値を提供する重要なステップであり、両社の強みを活かし、Software Supply Chainの最適化を進めていく」と述べている。
小島代表の想い
オルターブースの小島代表は「このパートナーシップにより、企業の開発力向上と安全で効率的なソフトウェア開発環境の実現を推進していく」とし、両社の連携による新たな価値創造に期待を寄せている。
成果と今後の展望
オルターブースはこれまでにもMicrosoft Japan Partner of The Yearなど、多くの認証や賞を受賞している。このパートナーシップのもと、さらなる成果を上げることが期待される。
オルターブースとJFrogの協力により、日本市場での企業のソフトウェア開発は新たな段階へと進化していく。両社が持つ技術力を駆使した効率的な開発環境の実現に向け、今後の展開に注目が集まる。